写真は、作品が幽玄な空間で展開される菊池寛実記念「智美術館」
 
●メモワール
元々、父は知り合いにぽってりした質感のガラスの器をつくる同級生がおり、家には毎年個展でひとつずつその方の器が増えていく時期がありました。母は箸置きを集めるのが好きだったのか家の食器棚には沢山の(面白い)箸置きコレクションが!
 
私は、学生の頃修学旅行で萩焼を購入したのが最初です。この時期から貫入に興味があったのかな?
 
以前、サンローゼ代官山にWEDGWOOD  東京本社があり、叔母の事務所でアルバイトをしていた頃、二十歳の記念にひとつ好きなものを選んで! とプレゼントしてもらったのが色合いで魅了された「ユーランダー パウダーターコイズ コーヒーカップ」。今も大切に愛用しています。
 
そんな私が、やきもの好きに一気に変わったのが

↑こちらの「日本のやきもの 伝統の窯元をたずねて」の打ち上げ窯元めぐり旅でした。

 

企画・撮影・編集・デザインに携わった方々みんなが休暇を揃えること自体、今考えると奇跡的なのですが強行かつ大胆なスケジュール! これは、その時のパンフレットやスケジュールがあるのでこれは改めて再訪したい。

 

中でも印象的な空間だった隆太窯日本料理 かわしまでの豆腐づくしが思い出されます。隆太窯では、まだ日本酒はほとんどいただいたことのない中、迷いに迷って酒器をひとつ連れて帰りました。この時点では愛でるに近い感覚です。

 

その後、茶陶 歴史と現代作家101人の中より、川瀬忍さんの「作陶50年の間」菊池寛実記念「智美術館」を数年後、鑑賞する機会があり素晴らしく美しい世界観に惹きつけられました。実際に茶碗を近くで鑑賞できたことは貴重な経験となり、また会期中に2回訪れることができたのも今思うとありがたいことです。

 

 

 

 

代官山では、ヒルサイドマーケットで出会った八角皿を愛用しています。

いつも小さな器を愛でていたい私には珍しく大きなお皿です。

悩んでいた際にいろんなシチュエーションで楽しめること、他にはなかなかない形で薄く軽いこと、土のこと、締焼きのことなど丁寧にご説明いただき、それでも悩み一度代官山蔦屋でお茶してクールダウン。

どうしても欲しくなりもう一度見に行き、結果抱えて帰りました。

果物は、やきもの編集の方のご兄弟が育てたもの! ありがとうございます。

 

最近、気になっているのは木器 富井貴志さん。

昔、ちょこっとだけ木工体験をしまして、それはそれは難しく断念。そのせいか、この酒器の厚みとか繊細さにクラクラするのです。数的感覚の持ち主とお聞きしました、そして酒器購入。

片口も気になりに気になってるもまだ決断できず。そして置き場所が。。。ない。。。

↑木工塾の参加きっかけとなった木器。その後、こちらを作られた方とも木工塾にてお会いしました♬

 

器=思い出の場合が多いのでそれを愛でることで記憶が甦る瞬間がありアルバムみたいな機能を持ち合わせているのです。

 

代官山に戻って〜無垢里の器もいくつかあるのでこちらはまたの機会に