簡単なタイトル装飾・3D編【STEP5】
STEP5
照明効果で金文字を作ろう

今回はSTEP4 とは違う「照明効果」を使った方法で金文字を作ってみます。STEP4のテクスチャーが上手く作れないという方はこちらを試して見て下さい。
元にするのはSTEP3 で作ったこちらの3Dです。

STEP4までやった方は一番上の「金」レイヤーを隠してもらえばOKです。
まずはモードをCMYK→RGBに変更します。
※RGBモードにしないと照明効果は使用できません。
「文字レイヤー」の選択範囲をとって以下の色で塗りつぶします。

【memo】
■カラーパレットをRGBにするにはパレット右上のメニューからRGBスライダを選択。
■塗りつぶしは「option+delete」でカラーパレットの塗りが適用されます。
※「command+delete」で背景(この場合は白)が適用されます。

こうなりますので選択範囲はそのままにしてチャンネルパレットの「選択範囲をチャンネルとして保存」をクリックすると「アルファチャンネル1」が生成されます。


「アルファチャンネル1」左の「目のアイコン」部分をクリックして可視状態にし、「RGBチャンネル」左の「目のアイコン」をクリックして不可視にし、「アルファチャンネル1」のみ表示させます。
(↓この状態にする)

↓こういう状態になります。

選択範囲を消去します(command+D)。

そのままアルファチャンネルにぼかしをかけます。
フィルタ>ぼかし>ぼかし(ガウス)...
数値はお好みですが、このぼかしが金文字のエンボスに影響してきますのでフチが若干ぼける程度にしてみてください。最終的には完成形を見越しての自己判断になってきます。

チャンネルの「RGB」をアクティブにし、アルファチャンネルを隠し、文字レイヤーを選択します。

【memo】
■RGBチャンネルをアクティブにするにはRGB左の「目のアイコン」部分をクリック。
■アルファチャンネルを隠すにはアルファチャンネル左の「目のアイコン」部分をクリック。
そして文字レイヤーに照明効果をかけます。
フィルタ>描画>照明効果...
光源タイプは「スポットライト」「全指向性」どちらでも構いません。完成系の光の当たり具合が変わってきますので色々試してみて下さい。ここでは「スポットライト」にし、左の「円のパス」を動かして光の当たり具合を調整します。
光の当て具合もお好みですが、色が飛んでしまう可能性もあるのであまりハイライトが強くなりすぎないようにして下さい。見本位が丁度いいと思います。
その下の数値はお好みですが、今回は「艶あり」「メタリック」を強めにしています。
一番下のテクスチャチャンネルで先ほどぼかした「アルファチャンネル1」を選択します。
ここで「起伏」も調整可能です。

適用するとこうなります。

ちょっとメタリック気味になってきましたね。次がポイントです。「トーンカーブ」(command+M)で次のようにラインが2重の波を打つように調整して下さい。プレビューにチェックいれておけば視覚的に簡単に調整ができます。正直ここもお好みなので色々と試してみて下さい。


さあ、かなりメタリックな感じになりました。
あと一歩です。カラーバリエーションで金色にします。
イメージ>色調補正>バリエーション...
ここでイエローを10回、レッドを2~3回ほどクリックします。数値(押す回数)はお好みですが赤味(レッド)は2~3回程度であまり強くしない方がいいです。中心の「現在」を確認し丁度いい所で「OK」を押します。


はい、金色になりました!!
後はお好みでトーンカーブ等で金の色味を調整したりドロップシャドウをかけたりしてみて下さい。

この方法は途中のプロセスの調整で仕上がりが変わってきます。自分好みの金にするために「照明効果」や「トーンカーブの調整」「バリエーションの調整」を色々と変えて試してみて下さい。
因みにアルファチャンネルのぼかしを強くし、トーンカーブの調整でコントラストを強めにするとこんな感じの金になります。

こちら↓は照明効果の光源タイプを「全指向性」にして照明の位置を右上あたりにしています。

こちら↓がSTEP4で作った金文字です。比べてみてお好みの手法で金文字を作ってみて下さいね。まぁどちらもやり方次第で色味はかなり変わりますが。。

さて、次回はこの金がもっと豪華になっちゃいます!
STEP4&5で作った3D金文字を利用しますのでとっておいて下さいね!!
