今日は、大分県中小企業家同友会主催、「高校の先生方との意見交換会」がありました。

 

高卒を受けいれた会社の社長と、入社5年目の社員、コーディネーターとのパネルディスカッションが中心でした。

 

 

 

 

その中で、私がメモした主なものと感じたことがこちらです。

 

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(社員)

・この会社は、先生に言われたのではなく自分で選んだ

・もともと、この分野(IT関連)に興味があった

 

(社長)

・与えられることに慣れている若い社員を、どのようにしたら自発性を引き出せるかを考えている

・毎期、「自分はここまでやります」という目標を個々人に書かせている

・社長が一対一で話すのを少なくし、チームとして周りにも働きかけて本人を動かしている

・高校生には、「これがしたい」だけではなく、社会に出て「これができる」ようになることも重要と感じてほしい

・引き続き、新卒採用にこだわりたい

 

(高校の先生)

・「ここに行きなさい」という指導はせず、最終的には生徒が進路を決定する

 

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「自分で」や「自分は」、「本人に」というキーワードが頭に残りました。

 

そこで、関連する「動機付け」に関してもメモしておきます。

 

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「内発的動機付け」に関する理論として、「自己決定理論」がある。

それは、「どうしたら、内発的動機付けを持てるようになるか」を考える理論。

「自己決定理論」には、以下の3つの基本欲求が関連する。

 ①「有能さ」~ 自分の能力、できることへの欲求

 ②「関係性」~ 周囲との関係に対する欲求 

 ③「自律性」~ 自分の行動を、自分で決めることに対する欲求

特に重要なのが、「自律性」である。

 

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「いかに、自分自身で決めさせて、周りはその決定を信頼し、支援するか」

 

このことが、高校からの新卒採用者に、選んだ企業で、いかに楽しく働いてもらうかのポイントと感じました。