政府の看板政策は、「3本の矢」→「女性活躍」→「地方創生」→「1億総活躍」→「新3本の矢」→「働き方改革」→「人づくり革命」と変遷があります。

 

そんな中、ジョンソン・エンド・ジョンソン社長、カルビー会長兼CEOを経て、現RIZAPグループCOOの松本晃氏が、このテーマをどのように語るのか、興味を持って参加してきました。

 

○講演タイトル

「働き方改革は 生き方改革だ!」

 

(「おおいた働き方改革」トップセミナーにて)

 

(撮影は「×」ということで、写真は講演前の風景です)

 

---

<主な内容(とっても抜粋)>

・働き方関連法案が成立したが、実に中途半端で、これでは日本は変えられない

 

・1989年11月9日のベルリンの壁崩壊(冷戦終結)以降、劇的に世界は変わったが、日本の制度は変わっていない

 

・「変革」とは、既得権を奪うこと。既得権とは、「金」「権力」「地位」

 

・日本がどうなろうと構わないが、自分の会社についてはそうは考えない

 

・(カルビーに入って)まずは、「権限」「個室」「社用車」「接待費」を捨てた

= トップが「率先垂範」しない限り、誰もついてこない

 

・「経営」とは、全てのステークホルダー(利害関係者)を喜ばせることである

 

・会社の経営はとても易しい =

①世の為、人の為に行うこと(必要条件)

② 儲けること(十分条件) 

の2つを行うことである

 

・経営の三要素は、「ビジョン」「プラン」と「リーダーシップ」

 

・カルビーでは、しくみから変えていった

= とかく、「人」の変革(人事異動)から入りがちだが、「しくみ」→「組織」→「人」の順番で行った

 

・「Our Business Is People Business」

= 「人材育成」が最も重要だが、今日は時間の関係でスライド1枚のみ。。

 

---

 

・「働き方改革」を語る前に、「働くとは何か?」を考えなければならない

 

・「誰のために働いているのか?」

= 私は、顧客のために働いている 

→ 顧客はどんな問題を抱えているか? 

→ その解決に努力しているか? 

 

= その問いに「Yes!」だったら「働いている」ということ

 

・「生きるとは何か?」

= 奥さん、子ども、両親のため? 

→ その人たちは、どのような問題を抱えているか? 

→ その解決に努力しているか?

 

= 「Yes!」だったら「生きている」ということ

 

---

 

 

・ カルビーでは、「働き方改革」だけではなく、様々な仕組みを変えた

(とってもボリュームが多いので、メモ仕切れず。。)

 

・ 私は、人に投資する。設備投資よりも、人への投資を重視する

 

・ 一番大切なことは、家族を大切にすることだ

 

・「働き方が変わる」→「生き方が変わる」→「会社が変わる」→「人生が豊かになる」→「働き方が変わる」(最初に戻る)

 

---講演は以上---

 

RIZAPの改革にも興味があったので、Q&Aタイムに質問したところ、

 

「RIZAPは改革すべきことがたくさんある。この10/1からCOOではなく、『構造改革担当』として具体的な改革に入っている」

とのことでした。

 

---

 

「経営は易しい」「難しく考えている経営者がいたら、その人は経営を辞めた方がいい」と言い切っていた松本氏。

 

なかなかそこまでは考えられないのですが、自分と竹田・大分企業に何が応用できるかに思いを巡らせないと。。

 

まずは、自分の「ビジョン」「プラン」「リーダーシップ」を改めて見直そうと思います。(^^)