どうしたら日本語(韓国語)が上手になるんですか? | 手作り石けんデザイン研究所(韓国の手作り石けん教室「チョロクヒャンギ」)

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9月から、「文化の家」という、市の文化センターのようなところでも日本語を教え始めました。

こちらは午前中なので、生徒さんはみんな40~50代の女性。

もう10年以上も勉強している方もいます。

それでも、日本語での会話は心もとなかったりして…。

「先生! どうしたら日本語が上手になるんですか?」と、よく聞かれます。



日本語、韓国語に限らず、外国語上達法にはいろいろあると思いますけれど。

私がおすすめするのは、「たくさん音読をすること」です。

「たくさん聞く」よりも、「たくさん音読する」ほうがはるかに効果があります。(まあ、私の個人的な見解ですが。)



私は大学で韓国語を専攻しました。

なんて書くと、「じゃあ学生時代から韓国語が上手だったのね」と思われそうですが、大学の語学の授業は、「後に研究するため」の基礎知識を積む場。

文法と読解が中心で、会話力はなかなか身につかないんです。

さて、うちの大学での学園祭のハイライトのひとつに、それぞれの専攻語で劇をする「語劇」というのがあります。

私も2年のとき、キャストとして出演。

できるだけ自然な韓国語で演じるために、留学生に頼んで台詞をテープに録音してもらい、それを聞きながら練習しました。

聞きながら、同時にしゃべって、発音とイントネーションを直すこと1ヶ月半…。

実は、たまたま語劇の前後に韓国に旅行に行っていたのですが、語劇前と後で会話力が全然違っていたんです!

語劇の練習を始めたばかりの9月末は、話すのも片言、聞くのも何度も聞き返さなくてはなりませんでした。

それが、語劇が終わった後の12月上旬に行った時には、市場のアジュンマの言うこともスムーズに聞き取れるし、言いたいこともそれなりに口から出てくるし…!

自分でも驚きでした。



もうひとつ。

留学したわけでもないのに、韓国語がとても上手な先輩がいました。

韓国人に「(韓国語が)うますぎて面白くない」と言われるほど。

ある日、その先輩に「どうしたら韓国語が上手になるんですか?」と聞いてみたら、「教科書を100回読め。」と言われました。

その日から、半信半疑で教科書を読み始め…。

100回はできませんでしたが、10回くらい通して読んだでしょうか。

あるとき、韓国人の先生の授業(100%韓国語)が「あ、なんか前よりわかるかも?」と、手ごたえを感じました。




韓国語(外国語)の会話ができるようになるには、たくさん聞いて耳を慣らすことも大事ですが、たくさん話して口を慣らすことも大事です。

話せば、「話す」と「聞く」を同時にすることになりますしね。

後になって知ったことですが、「聞きながら話す」のは、同時通訳の訓練でも使われる「シャドーイング」という方法なんだそうです。



私の経験からすると、音読するテキストは、自分の実力よりちょっと易しいかな、くらいがいいと思います。

分量はそんなに多くなくてもいいですが、何より繰り返して何度も何度も口を動かすのがポイント。


1日や2日で結果が見えるものではなく、長く続けなくてはなりませんけれど。

3日坊主になってしまったときも、「あれ、また3日坊主になっちゃった。てへ。」と笑って、また始めましょう。

継続は力なり、です。