思い描く家づくりができそうであっても、住宅ローン審査に落ちてしまってはどうにもなりません。
銀行の住宅ローン審査の実態を把握し、十分な準備をした上で本審査に臨みましょう。
では銀行側の審査スタイルはどういったものなのでしょう?
国土交通省の「民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」では銀行の審査スタイルについて以下のように回答されています。
・スコアリング方式を中心にした審査 : 14.1%
・スコアリング方式による一部審査 : 24.3%
・スコアリング方式では審査を行っていない : 61.7%
スコアリング方式とは、住宅ローン利用者の年収等の「数字」をコンピューターに打ち込めば自動的に可否が出るという、画一化された審査システムです。実際にはほとんど使われていないことが分かります。
融資にスコアリング方式を採用して巨額の不良債権を作り破綻しかけた銀行もあり、スコアリング方式は良いとはいえないのです。つまり、審査は画一化された基準ではなく、ケースバイケースです。
一つの銀行で審査が通らなかったといって落ち込む必要はなく、気軽に次の銀行に申し込んでみましょう。