さて。

というわけで、相も変わらず気まぐれなブログです。

いろいろ書きたいことはあるんですけどね。

前々回の記事が2022年…怪我した時か。

怪我はあの後順調に回復し、今も大人バレエを無事に続けています。バレエシューズにも気を付けています。

あの後2023年は、家族が入院し友人を亡くすという負の出来事が立て続けに起こり、実は前半辺りの記憶が曖昧です。

バレエのレッスンも受ける毎に、この時間は大切な貴重な時間なんだと、改めて考えるようになりました。

今はほぼ平穏無事に生活してレッスンにも行っていますが、本当に有難いことです。

 

そのレッスンですが。

今受けているところにはバリエーションのクラスがあり、作品を大人用に簡略化したものですが、いろいろな作品を踊る機会を頂けています。最近は大人用のコンクールもあるし、そのようなクラスもだいぶ増えましたね。

まさかこの作品のこのバリエーションを習えて踊れる人生があるとは…!(出来る出来ないは別)

…と毎回バリエーションの作品が発表される度に驚いています。子供の頃には、お姉様たちが踊っていた手の届かなかった作品ですからね。本当にびっくりです。

 

で、お題に「エスメラルダ」が挙げられたことがありまして。

いやもうホントに、この踊りを習える人生があるとは!ですよ。

 

予習をしようとYouTubeで動画を探したのですが、「エスメラルダ」もバージョンがあるじゃないですか。主にはロシア式?というのか、最後に座るポーズのもの。パリオペは振りがちょっと違いますよね。

レッスンで踊るのは座るポーズバージョンだったのですが、うーんやっぱりパリオペバージョンの方が好きだなーと探していて、見つけたのがモニク・ルディエール&マニュエル・ルグリが踊った動画。

私はモニクが大好きなので、えーこんなのあったんだあの頃見てみたかったよ!と何度も繰り返して観ていまして。

 

そしてこの前の記事に繋がります(長い前振りだ)。

 

エリック・ヴ・アンが逝去されたニュースを見た時に、家にある当時のダンスマガジンやらいろいろと見返したんですよ。

で、今でも売られている1991年の世界バレエフェスティバルの写真集を久しぶりに開けたら。

 

…モニクとルグリが「エスメラルダ」踊ってるじゃないですか。

 

てことは私観てる?観てるよ、観てるはずだ!としばらく呆然。

確か当時舞台を観た後に感想をノートに付けていたのですが、以前読み返したらあまりにも恥ずかしい文章だったので処分しちゃったんですよね。いやー、あの頃ネットが無くて本当に良かった(笑)。

それがあったら思い出せたかもしれないのですが…ガラのプログラムを丹念に見返して、記憶力と戦うこと1時間程。何となくうっすらと思い出したような気が…する…。ていうかそのYouTubeの映像がこれだったんじゃないかと(小声)。

 

ただ、ひとつ言い訳をすると。

「エスメラルダ」が一応演目の最後ではあったのですが、プログラムにはその次に「?」とあったんですよ。

その「?」はジョルジュ・ドンの「ボレロ」だったんですね。その前年に「最後のボレロ」と銘打って全国公演があったので、このガラ公演の正にサプライズ。

「ボレロ」の音楽が流れてきた瞬間に、それまでのすべてが吹っ飛んだのは記憶にあるんです。

おそらく、それで忘れちゃったんですよね。

吹っ飛びますよ、そりゃ。とんでもないサプライズだったんですもの(笑)。

 

今レッスンで、最後の少し長めなグランワルツを瞬時に覚えたり、バリエーションで振りを覚えたりという時に、先生が必ず「記憶力の訓練!」と言ってくれますが、正にその通りです。反射神経と記憶力の訓練。

歳を取ると覚えたはずなのに脚や手が動かないこともままありますが、やはりそれでもやらないと衰えるばかり。

バレエのレッスンは、本当に体の様々な機能を鍛えるものです。

 

それでも、歳と共にどうしても抜け落ちてしまう記憶はあります。

が、たまに古い本を見返すなどして、忘れたくない記憶はブラッシュアップしていく必要がありますね。

 

…でもやっぱり若い時に書いた文章は捨てて良かったと思います(笑)。