下剤も飲み終えて、200ミリリットルの水を一時間ごとに飲み、

何度もトイレに行った。ほぼ黄色い液体だけになった。

いよいよ午前10時半になった。

息子の朝ごはんも作って準備完了。後は病院に行くだけ。

朝、子どもがウーバータクシーを呼んでくれた。ありがとう。

ウーバータクシーで病院に着く。17ドルかな?息子が支払ってくれた。

運転手さんはオーストラリア暦22年のソマリアからきた移民の方だった。

フルタイムでウーバーの運転手をしているらしい。

トヨタのハイブリッドカーを運転していた。

日本車が好きで、トヨタは良い車だと言っていた。

嬉しかった。日本に行きたいとも言っていた。

アフリカ人は皆何か国語も話すらしい。凄い!

ソマリアから帰ってきたばかりと言っていた。

ソマリア料理の良いレストランを紹介してもらった。

Sahra kitchen というレストランだ。今度チャンスがあったら是非行って見たい。

さあ息子といよいよ病院に着いた。まずは検査する病棟を探す。さすが中核病院、人がたくさん。

メインエントランスのおじさんが親切に場所を教えてくれた。

近くでお年寄りが楽器を弾いて来客者を和ませてくれていた。多分高齢者ボランティアの方だろう。

僕も音楽を聴いてすこし心が和らいだ。本当にありがとう。こういう時には人のやさしさが心に響く。

絶対忘れてはいけない大事なこと。

入院の受付を済ませる。中年のインド系の女性だった。担当医の名刺を持ってきたのは良かったねと言ってくれた。

登録してくれたらしい。後から来た年配の中国系の人がスマホの通訳アプリを駆使してインド系の受付の人と英語と中国語でやりとりをしていた。凄い!スマホの最新技術がここまできたとは。

病院に来るといつも健康の大切さに気が付く。時々病院に来ようと思う。

名前を呼ばれてしばし息子とのお別れ、一緒に来てくれるものと思っていたけどここまでだった。

気持ちを入れ替えて

最初に出迎えてくれた看護婦のレイチェルさんはとても良い人で色々と質問に答えてくれた。

まずは検査着に着替えて待合室で待つように言われた。いよいよだなあ。まだ緊張気味。

次に準麻酔士のサリーさんに呼ばれて話し合う。麻酔の危険性について色々と話されて同意書に署名する。

皆いい感じの人で一安心。

次に内視鏡担当のナタリーシェ―(Natalie Shae)さん

忙しいそうにしている。

今回この検査でメインの人だろう。

色々と今までの事を説明して同意書に署名する。

この人も自信がありそうで、経験豊かそうで安心した。

来るべきか迷ったと正直話した。大丈夫だから心配するなと念を押された。

いよいよ検査室に入ると総勢10人近くの人が待ち構えていた。

どこか自分が舞台に上がった感じがした。

これならば医療ミスは起こらないだろうと安心した。

もうこれからはこの人達を信じて頼るしかないと心に決めた。

名前はわすれたが(アレキサンダーさん?)、別の看護婦さんから本人確認のため名前と生年月日を確認してくれた。

セニア麻酔士のジェイさん(多分インド系、でもアクセントはオージーだったのでこちらで育った人だと思う)は

私の心配そうな顔を見てか色々と冗談みたいな話しや質問を色々と投げかけてくれた。

この人のおもてなしは本当に尊敬に値する。

この人の通る声は皆を和ませてくれた。特にメインはぼくだが。

僕もこういう人になりたいと強く思った。人を笑わせたり和ませたりする凄いテクニックをもっていた。

関西系。

この人は麻酔士じゃなくてもなんでもなれそう。

ジュニアの麻酔士から左手の手の甲に針が刺された。麻酔薬の投入だ。

冷たい液体が血管の中に入る感じがした。

そして口からマスクを通して麻酔のガス?が送られてきた。

これでだんだん気が遠くなるんだろうと思っていたがなかなか意識がなくならない。

横向きになるように言われてその通りにすると、たぶんこれで意識がなくなるかと思ったらずーっと意識はあり(きのせいかもしれないが)、

お腹の中に何かが入ってくる違和感を感じて、少しだが圧迫感が感じられた。

痛い痛いといっていたかもしれない。

検査中は一度も意識が途絶えない感じだったが、検査はあっという間に終わった。

多分ところどころで途絶えていたのかもしれないが。

神経質な性格がここででたか。

全て終わった。さっきいた10人ぐらいの人はいなくなっていた。

というより見えなかっただけかも。

午後1時過ぎに検査室に入って検査は30分もかかっていないと思う。

そのあとマディ―さんという看護師の方が一人残っていて話しかけてきた、色々話をした。

日本へ行ったことがあるようだ。まだ麻酔が少し聞いているせいか心なしかおしゃべりになっていた。

そのあと回復室にベッドごと連れられて、すぐに起き上がって靴を履いた、

椅子に座らせられてマディ―さんにチキンサンドイッチを頂いた。美味しかった。

昨日から断食していたのでお腹が空いていたのと、

11時から水が飲めなかったので喉が渇いていたのでオレンジジュースが美味しかった。

その後息子を電話で呼んでもらい、待っている間チキンサンドイッチとオレンジジュースを楽しんだ。

午後1時過ぎに検査室に入ってから午後2時前ぐらいぐらいだろうかよく覚えていないが、

あっという間にすべて終わったようだ。

ポリープが二つあったようで、取り除いて検体を調べるようだ。

そのあと痔(?)の形跡があったようだが、それにはなんの処置もしないようだ。

5週間以内に検査結果がでるようです。

本当に病院でお会いした皆さんありがとうございます。

とても良い経験になりました。

今回の教訓

1.皆を和ませる人になる。関西系

2.人には優しくする。

3.人を頼れる人になる。

4.人の痛みがわかる人間になる。

5.迷った場合判断基準はその経験が自分を大きくするかどうかで決める。