「霧宮さん、ご無沙汰です」
「仕事は順調かしら?」
「はいっ、今月分の家賃は予定通り払えます」
「そうですか・・・安心しました。無かったら無かったで、こちらで家賃分の仕事を探してきますけど・・・」
「いえ・・・そこまでしなくても・・・」
「社長~何の話ですか?」
「小羽ちゃんには関係ない話よ」
「ぶっ~」
小羽は不機嫌な顔をしながら右手に持ったソフトクリームをペロペロと舐める。
「今日は何故文化祭に?」
「来年高校に入学するので、候補の一つを下見にね」
「下見ですか・・・」
ちなみに瑠璃の成績だと大阪で一番学歴が高い南野高校、或いは東大合格率ナンバーワンの茨山高校などを余裕で合格が出来る程だ。まぁバカなら探偵社長兼情報屋などやれないだろう。
「貴方達は?」
「貴方・・・達ですか?」
「誤魔化さなくてもいいわ。いるんでしょうマウス」
やっぱりバレてるみたいだ。俺は恐る恐る顔を出す。目に映ったのは肉球の・・・猫の手で・・・
「~~~!!!?!?」
俺はすぐに引き返す。何故猫の手が・・・すると瑠璃がクスクスと笑っている声が聞こえてきた。
「クックッ・・・前に河瀬さんから聞いたけど、面白い反応!?」
「さっきのマウスさん・・・可愛かったです~~ハゥ~~」
クソッ、二人して言いやがって・・・それから瑠璃と小羽が去るまでポケットにいたのは言うまでもない・・・