「すごかったねイルカショー」
「えぇ、イルカは賢い動物と聞いてましたが、あんなことが出来るなんて夢にも思いませんでした」
「マウスも特訓したら・・・」
「お断りだ。俺は人の言葉を話すただのネズミだ」
「冗談だよ冗談」
そんな会話をしながら俺達は地下鉄に乗る。今俺達は探偵社に帰るところだった。須磨水族館を満喫した後、手頃な店で軽い食事を済ませ、こうして帰っているところだ。最初は大変だったが、俺の中では楽しい一日となったな・・・ふと先ほどまで騒いでいた麻里亞が静かなので人が見ていないのを確認し、胸ポケットから様子を見ると、麻里亞がスヤスヤと眠っていた。ふと血糊の方を見ると、血糊も目をつむり、眠っていた。どうやら遊び疲れで、そのまま力尽きたのだろう。俺は顔を隠し、江坂駅に着くのを待った。着いたら起こさないといけないからな・・・
こうして俺のドタバタな夏の一日が終わった。また明日から仕事が待っているだろう。けどこんな一日も必要なのかもしれないと俺は思った・・・
終わり・・・
次の話へ続く・・・