さて話を戻すとしよう。瑠璃は俺から取り上げたクッキーをテーブルに置き、何かを取り出した。それはホッチキスでまとめられた書類と写真だった。
「探して欲しいのは…」
「おい、まだ依頼を受けるとは言ってないぞ!!」
「じゃあマウスは今月分の家賃を払えると?」
「…」
実際今月の依頼数は少なく、食費・生活費を抜くと家賃が払えるか微妙なラインだった。それにしても何故こいつは我が探偵社の会計事情を知ってる?
「もし払えるなら受けなくても構いませんわ。大家である私としては構いません。ただマウスは前に言ってましたよね。どんな依頼でも受けるのが探偵だと。それは嘘だったのですか?他に…」
「あぁ~もぅ分かったよ分かった。受けますよ。お前等もそれでいいよな!?」
「わたしは構いません。どんな依頼でも依頼者のために受ける。マウスさんから教わったことの一つですし…」
「麻里亞も…家賃がタダなのは大きいしね…」
「全員一致ですね。では説明します」
と瑠璃が依頼内容を話そうとした時、上の方から何やら崩れる音が響いてきた。音からしてタンスなどが倒れた音に近かった。
「何の音ですか?」
血糊は不思議そうに尋ねると、瑠璃は立ち上がり、
「すみません。少しお待ちください。小羽ちゃんにお茶を持ってこさせますので…」
そう言って急いで部屋を飛び出した。
「どうしたんだろう瑠璃ちゃん。何かあったのかな?」
「さぁな…」
俺がそう言うと同時に再び上の部屋からドンドンと戦いあうような音が聞こえてきた。
「大丈夫ですか?まさか泥棒でも…」
「それはないだろ。この家こうみえて厳重だからさ」
瑠璃があがって一分が経つか経たないかの時にお盆を持った一人の少女が扉を開けて現れた。お盆の上には人数分のケーキとマグカップ、そして紅茶が入ったポットが載っていた。
「お茶をお持ちしました」
持ってきた主はそう言うとお盆をテーブルの上に載せ、ケーキとマグカップを置き、ポットでマグカップに紅茶をそそいだ。する紅茶の香りがしてきた。この香りはきっとダージリンの紅茶だろう。入れられた紅茶を麻里亞は一口飲む。
「おいしい。この紅茶美味しいよ小羽ちゃん」
「ありがとうございます。皆さんのお口にあってよかったです」
そう言うと少女、小羽は俺の前に小さなマグカップが置かれた。
「マウスさんはホットミルクでよかったですよね?」
「あっ…あぁ、わざわざすまないな」
「いいえ。ケーキはちょっと大きいけど食べられます?」
「…ちょっと大きいから小羽にあげるよ」
「えっ、本当!?」
子羽は嬉しそうに俺の分のケーキを食べる。彼女の名は春咲小羽(はるさきこはね)。この瑠璃探偵社で唯一面識がある社員だ。学校を通いながらバイトで仕事をしているようだ。性格はノホホンとしている。何せ初めて会ったとき、俺を見た第一声が、
「可愛い…可愛い!まるで某マスコットみたい!!」
だからな。どこからどうみて某キャラクターに見えるのか不思議なものだ。しかしこの子はどんな仕事をしているのか全く想像が出来ないんだよね、正直。
「探して欲しいのは…」
「おい、まだ依頼を受けるとは言ってないぞ!!」
「じゃあマウスは今月分の家賃を払えると?」
「…」
実際今月の依頼数は少なく、食費・生活費を抜くと家賃が払えるか微妙なラインだった。それにしても何故こいつは我が探偵社の会計事情を知ってる?
「もし払えるなら受けなくても構いませんわ。大家である私としては構いません。ただマウスは前に言ってましたよね。どんな依頼でも受けるのが探偵だと。それは嘘だったのですか?他に…」
「あぁ~もぅ分かったよ分かった。受けますよ。お前等もそれでいいよな!?」
「わたしは構いません。どんな依頼でも依頼者のために受ける。マウスさんから教わったことの一つですし…」
「麻里亞も…家賃がタダなのは大きいしね…」
「全員一致ですね。では説明します」
と瑠璃が依頼内容を話そうとした時、上の方から何やら崩れる音が響いてきた。音からしてタンスなどが倒れた音に近かった。
「何の音ですか?」
血糊は不思議そうに尋ねると、瑠璃は立ち上がり、
「すみません。少しお待ちください。小羽ちゃんにお茶を持ってこさせますので…」
そう言って急いで部屋を飛び出した。
「どうしたんだろう瑠璃ちゃん。何かあったのかな?」
「さぁな…」
俺がそう言うと同時に再び上の部屋からドンドンと戦いあうような音が聞こえてきた。
「大丈夫ですか?まさか泥棒でも…」
「それはないだろ。この家こうみえて厳重だからさ」
瑠璃があがって一分が経つか経たないかの時にお盆を持った一人の少女が扉を開けて現れた。お盆の上には人数分のケーキとマグカップ、そして紅茶が入ったポットが載っていた。
「お茶をお持ちしました」
持ってきた主はそう言うとお盆をテーブルの上に載せ、ケーキとマグカップを置き、ポットでマグカップに紅茶をそそいだ。する紅茶の香りがしてきた。この香りはきっとダージリンの紅茶だろう。入れられた紅茶を麻里亞は一口飲む。
「おいしい。この紅茶美味しいよ小羽ちゃん」
「ありがとうございます。皆さんのお口にあってよかったです」
そう言うと少女、小羽は俺の前に小さなマグカップが置かれた。
「マウスさんはホットミルクでよかったですよね?」
「あっ…あぁ、わざわざすまないな」
「いいえ。ケーキはちょっと大きいけど食べられます?」
「…ちょっと大きいから小羽にあげるよ」
「えっ、本当!?」
子羽は嬉しそうに俺の分のケーキを食べる。彼女の名は春咲小羽(はるさきこはね)。この瑠璃探偵社で唯一面識がある社員だ。学校を通いながらバイトで仕事をしているようだ。性格はノホホンとしている。何せ初めて会ったとき、俺を見た第一声が、
「可愛い…可愛い!まるで某マスコットみたい!!」
だからな。どこからどうみて某キャラクターに見えるのか不思議なものだ。しかしこの子はどんな仕事をしているのか全く想像が出来ないんだよね、正直。