レナウンが中国企業の傘下へ
(以下 引用)
経営再建中のアパレルメーカー レナウンに対し、
中国の繊維大手「山東如意集団」が出資する方向で
最終調整に入ったことが23日分かった。
レナウンが山東を引受先とする40億円規模の
第三者割当増資を実施する。山東は、レナウン株の
4割程度を保有する筆頭株主になる見通しだ。
百貨店などでの衣料品販売が低迷する老舗アパレルが、
中国企業の傘下入りすることになる。
山東は日本市場に本格進出するとともに、
「ダーバン」などレナウンの知名度の高い
ブランド製品を中国国内で展開する
狙いがあるとみられる。
レナウンは、2010年2月期連結決算で
税引き後利益が4期連続の赤字だった。
中国企業の出資を受け、再建に向けて
財務基盤を強化する狙いとみられる。
中国企業による日本企業への出資では、
2006年に太陽電池の世界大手「サンテックパワー」が
太陽電池メーカーMSKを買収したほか、
家電量販店でも09年に蘇寧電器集団が、
中堅家電量販店ラオックスの筆頭株主となった例がある。
今後、人民元の切り上げが行われれば、
中国企業がさらに購買力を高め、
海外企業の株式などを買いやすくなる。
アパレル以外の分野でも、
中国企業の出資攻勢が続きそうだ。
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日本の一流メーカー“レナウン”が技術だけでなく
何もかも中国に奪われてしまった。
中国は、今バブルの絶頂期で、中国企業による
日本企業の買収はここ数年加速しています。
2008年には中国アパレルメーカー「中国同行集団」が
日本スキーウェア大手「フェニックス」を買収。
昨年も中国家電量販店大手「蘇寧電器集団」が
日本家電量販店「ラオックス」の筆頭株主になりました。
今後もアパレルメーカーに限らず、
中国企業の日本企業買収は続くでしょう。
最終的に日本には何が残るのだろうか。
私は繊維業界で仕事をさせて頂いております。
今回“レナウン”が中国企業の傘下に入る事に不安を感じます。
中国は今や空前のバブル経済期を迎えているそうですが、
バブルはあくまでもバブルです。
それが弾けてしまった時、一番に切られて行くのは
日本の企業でしょう。これは容易に想像できます。
今後の日本企業の行く末はどうなってしまうのだろうか。
“レナウン”の二の舞になる企業が増えない事を願います。