ゴムスポンジ屋さんノブログ

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ゴムスポンジを独自開発しています。配合の忘備録です

🧪【基本配合】(推奨完成版)

■ シリコンゴム(合計 1000g)

  • KE-931-U …… 250g

  • KE-1551-U …… 250g

  • TSE2571-5U …… 250g

  • TSE221-3U …… 250g

👉 柔らかさ・腰・発泡安定性のバランスが非常に良い構成


■ 副資材

  • C-5(加硫材) …… 30g(3.0phr)

  • ME-800(発泡剤) …… 40g(4.0phr)

  • カラーBR …… 5g(0.5phr)


🎯【得られる物性(目安)】

  • 硬度:19〜21°(実測)

  • 比重:0.42〜0.48

  • セル:微細〜やや中庸

  • 表皮:薄く、締まりすぎない

  • 反発:スポンジらしい自然な戻り

👉 22°で止まっていた配合を
“20°ゾーンに確実に落とす”ための最適点


🏭【成形条件(重要)】

  • 金型:アルミ型/上下割

  • 成形方法:ほぼ無加圧

    • 手動プレスで「型を押さえるだけ」

  • 材料投入量:

    • 狙い比重 0.4〜0.5

    • 例:比重1で10gの型 → 4〜5g投入

  • 材料形状:

    • 球体の場合、軽く丸める(完全な球でなくてOK)


🔥【加硫条件】

  • 温度:通常のシリコン加硫温度帯

  • 時間:20分 基準

    • 10分:芯が甘くなることあり

    • 30分:表皮が締まりやすい

👉 20分 ±5分 が最も安定


🧠【この配合の考え方(重要)】

  • 圧をかけない金型発泡では
    👉 「加硫が早すぎる=硬くなる」

  • 以前の 3.5phr(C-5 35g)は
    👉 発泡途中でネットワークが固まり
    👉 微細セル+厚い表皮+22°前後になりやすい

C-5を0.5phr落とすだけで

  • 発泡が最後まで伸びる

  • 芯まで均一

  • 表皮が薄くなる

  • 硬度が自然に20°へ


🔧【トラブル時の微調整指針】

症状 対策
まだ硬い C-5を28gまで微減
吹きやすい ME-800を40g維持
表皮が硬い 加硫時間を−5分
セル粗すぎ 型閉じをゆっくり

🏁 まとめ(皆さんへ)

この配合は

  • 失敗しにくい

  • 再現性が高い

  • 量産にもそのまま移行可能

「低硬度スポンジは運」と言われがちですが、
👉 理屈で20°は作れます。

今回はテストで作る際のゴムスポンジの作り方です

 

小さな金型を用意します

アルミ、もしくは鉄で

 

金型は上下割の単純な物が良いです

 

金型にスポンジ配合した材料を入れます

 

球を作る場合、材料を丸めて型に入れます

 

重量は比重計算で0.4~0.5くらい

 

比重1で10gなら4~5gの材料入れます

 

テストの際は手動プレスを使用してます

 

ゴムの成型と違い、圧をほぼかけません

ここがミソです

 

金型を押さえる程度の力で手動プレスを閉めます。

 

量産の場合はエアープレスを使います。

 

後は、熱をかけて10~30分(ものによります)加硫をかけて完成

 

 

シリコンスポンジ40°狙いの配合をテストしました

 

KE-1551-U 1,000g
ME800 30g
C-5  35g
カラーBR 5g

 

いい感じに仕上がりました。