最初のブログで
「編集ソフトの使い方は、教えません」って書いたら
「なんで教えないの?」って
気になって聞いてきてくれた人がいました。
うれしいです。
なので今日は、その理由を書きますね。
全部で6つあります。
■ その1:ソフトって、覚えるより「慣れる」もの
ボクがパソコンで編集するようになったのは
20年くらい前。
そこから15年くらいは
契約先の制作会社ごとにソフトがバラバラでした。
Avid → Final Cut Pro → EDIUS → またFinal Cut Pro → Premiere。
落ち着かないでしょ?(笑)
基本の操作やショートカットは
どれもだいたい同じなんです。
違うのは細かい機能やエフェクトくらい。
だから結局
使いながら慣れていくしかなかった。
でも、乗り換えは
そんなに苦じゃなかったんですよ。
編集のセオリーが、頭に入ってたから。
ツールが変わっても
「何を、どの順番で、どう見せるか」は
変わらないんです。
■ その2:「何をつくるか」が先のほうが、断然はやい
料理でいうと、レシピを決めてから
下ごしらえする人のほうが、手際がいいですよね。
レシピなしで包丁を握っても
何をつくってるのか、わからなくなってしまう…
編集も同じで、撮れ高をちゃんと吟味して
素材を把握してから作業に入ると
びっくりするくらい進みます。
操作は、つくりながら覚えるのがいちばん。
「全部、覚えてから始めよう」ってすると
せっかく、覚えたのに一回も使わない機能が
山ほど出てきます(ボクも経験あります)。
■ その3:困ったら、そのとき調べればいい
いまは検索すれば、だいたい答えが出てきます。
YouTubeの解説も丁寧だし
AIに相談に乗ってもらうこともできる。
調べてる間は手が止まるけど
それでも手を動かしながら覚えたほうが
きちんと身につきます。
だから、ボクは今後、講座をスタートさせても
操作を教えることに時間を使うつもりはありません。
調べればわかることに
時間も労力も、受講料も使ってほしくないんです。
それより、調べても出てこない「考え方」を渡したい。
■ その4:これからは、AIが編集する
正直に言いますね。
人間が手を動かして編集するのは
もう時間の問題だと思ってます。
いずれ要らなくなる作業を
今、がんばって覚えても
それは価値の軽い技術になってしまう。
じゃあ、人間に何が残るかっていうと
ボクは2つだと思ってます。
「最初の指示をはっきり出せること」と
「出てきたものを直せること」。
どっちも、判断する力です。
■ その5:大事になるのは「ドメイン知識」
編集するときの判断の基準とか考え方のことを
ボクは「ドメイン知識」って呼んでます。
ざっくり言うと
その道の人だけが持ってる知識やノウハウのこと。
AIも基本的なところはもう学習してるので
人間に求められるのは
その先の感覚的なところや
微妙なさじ加減。
AIが判断しきれないところで基準になる知識。
ボクが伝えたいのは、まさにそこです。
■ その6:AIの進化、めちゃくちゃ速い
ショート動画、テンプレの動画
撮って出し、1ショットのしゃべり。
この辺は、人間が作業しなくても
完成させられるようになっていきます。
しかも、そうなるまで
そんなに時間はかかりそうもない!!
ソフトの勉強に時間を使ってるうちに
その日はあっという間に来ちゃいます!!
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道具は、これからもどんどん変わります。
変わらないのは
「何を伝えて、どう見せるか?」っていう考え方のほう。
だから、ボクは、操作は教えません。
その日が来るまでに
一緒に『考え方』を身につけておきましょう!!
北村タケシ(Derive!)
