金総書記、1月にも訪中か ジョンウン氏の同行焦点

http://www.asahi.com/international/update/1230/TKY200912300297.html

 【ソウル=牧野愛博】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が来月にも中国を訪問する可能性が強まっている。実現すれば2006年1月以来4年ぶり だ。胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席らとの会談が行われれば、北朝鮮の政治路線の支持や経済支援、6者協議の再開をめぐって話し合うとみられる。後継者 とされる三男、金ジョンウン氏が同行するかどうかも焦点だ。

 複数の北朝鮮関係筋が、訪中に向けた具体的な動きが始まったとしている。同筋の一人は「早ければ1月上旬に訪問するだろう」と語った。今年10月 には温家宝(ウェン・チアパオ)首相が平壌で金総書記と会談。中国が金正日体制の支持を続けることや、金総書記の訪中時に大規模な経済支援を約束すること などで大筋合意したという。

 その後も、北朝鮮から崔泰福・朝鮮労働党書記のほか、金正覚、朱相成両国防委員ら高官が相次ぎ訪中。中国の梁光烈国防相も11月に訪朝した。首脳会談の議題を調整したとの観測も出ている。

 6者協議を巡っては12月に米国のボズワース北朝鮮政策特別代表が訪朝。北朝鮮は協議再開の必要性には同意したが、復帰時期は明言しなかった。中国の対応が注目されている。

 北朝鮮国内では金総書記からジョンウン氏へ権力移譲が進んでいるとされる。

 朝鮮中央通信によれば、金総書記は今年、200カ所以上で現地指導をした。北朝鮮関係筋によれば、昨年後半ごろからジョンウン氏が指導を開始し、 その数カ月から1年後に金総書記が同じ場所を訪れ、成果を確認するスタイルになっているという。朝鮮中央通信は今年2月ごろから、現地指導の際の金総書記 の感想について従来の「満足」から「大きな満足」へと表現を変えた。