アフガンの13人死亡テロ、タリバーンの犯行か
【イスラマバード=四倉幹木】アフガニスタンで12月30日、駐留外国軍への爆破攻撃が相次ぎ、米中央情報局(CIA)要員らとみられる米国人8 人、カナダ兵と同行記者ら5人の計13人が死亡した。反政府武装勢力タリバーンによる攻撃とみられる。アフガンでの軍事作戦にかかわる2009年の外国軍 の死者は01年以来、最悪となった。米国防総省や現地からの報道によると、パキスタン国境に近いアフガン東部ホースト州の米軍基地に、爆薬を仕込んだベストを着た男が、基地労働者を装って基地内のフィットネスルームに侵入し、自爆したという。
米主要メディアは、米国人8人はCIAや地域復興チーム(PRT)に参加していた民間人と伝えている。
タリバーンの同州司令官は電話取材に「攻撃は我々の特別部隊によるものだ。基地でのクリスマスパーティーを狙ったが、技術上の問題で延期していた」と攻撃を認めた。
また、南部の主要都市カンダハルでは、市郊外をパトロールしていたカナダ軍の装甲車が路上に仕掛けられた爆弾で吹き飛ばされ、カナダ兵4人と同行取材中のカナダ人女性新聞記者が死亡した。
アフガン東部と南部は、いずれもタリバーンの勢力が強い地域。アフガンでの駐留外国軍の死者を集計している民間団体によると、09年の死者は12 月30日までに520人を数え、01年の米英軍のアフガン攻撃以来、これまで年間で最悪だった08年の295人を大幅に上回った。