7時12分の初恋6 | Commentarii de AKB Ameba版

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Tags:片思い、School days

 ああ、この土日で研究生による「僕の太陽」公演は終わってしまうんだなあ。
 応募したけれど、さすがに2週続けての当選はありませんでした。
 僕にとって(今のところ)一番思い出深いセットリストになりました。最後の方、現場で見られてホントよかった。
 
 えー、何もなかったかのように本筋の話に戻りましょうね。
 名曲「7時12分」その6。ちなみにその5は1月15日。ずいぶんサボったよねえ。しかもすでに話は「7時12分」から大きく離れちゃってるんだけどさ。

 ちょっと整理しましょうね。

 オリジナルの「7時12分の初恋」の歌い始め、あっちゃんのパートに「あつあつあつあつ・あっちゃん」という、名前の2音節を呼ぶコールが客席からかかる、と。
 ところがいつの頃からか、「あつあつあつあつ」に代わって、「ちょーぜつカワイイ」というコールがかかるようになった、と。
 で、調べてみたらどうやら2009年頃にその変化が起こったらしい、と。
 
 で、別の曲ではどうだろうかと思って、「ガラスのI LOVE YOU」について調べてみた、と(これを「科学する心」と呼ぶ)。
 そしたらやっぱり2009年頃に「ちょーぜつ」コールに取って代わられたようだった、と。

 「ちょーぜつカワイイ」コールは、タイミングさえあっていればどんな状況でも打つことができる。でも名前2音節コールは、みんながお約束をわきまえていなければ、打つことはできない。
 このコールの変遷は、AKBが「地下アイドル」から「国民的アイドル」に成長していくのに歩を一にしているみたい。と、同時に、いろんな特徴的なコール(「OGS!」とか「なっつみぃがかわいい!」とかね)の揺籃であったシアターの発信力の相対的な低下を象徴しているんだろう。

 それがAKB48にとっての2009年だったんだね、と。

 なーんてね

 ここまではイイよね。まだ「7時12分」のタイトルがついててもいいよね。

 でも「ガラスのI LOVE YOU」について、支店ではどうだったか調べるってどうゆうことよ。
 調べるのはいい。ただそれに「7時12分」ちうタイトルは如何なモノかと。

 いいじゃんいいじゃんだって気になるんだもの(これはもう「強迫的な心」)。

 まあ「7時12分」大好きの人には暫時ご辛抱いただきまして、もうちょっと「ガラス」における支店でのコール状況について調べてみましょう。
 
 「ガラスのI LOVE YOU」が歌われるA2「会いたかった」公演は、前回触れたTeam Bの第2公演(B2)の他、SKE48 Team KIIの第1公演(KII1)、SKEの研究生第2公演(SKER2)、そしてNMB48の3期生公演&Team BIIの第1公演(BII1)でもありました。

 ずいぶん演られてるね、「会いたかった」。

 で、まずは栄。 
 2009年6月、まさに前回注目した2009年に、KII1がはじまりました。
 
 KII1の「ガラスのI LOVE YOU」は、歌い出しのたかみなポジが斉藤真木子、中西ポジションは松本梨奈。
 公演DVDを最初に見たとき、歌い出し誰この子って思ったの。最初まなっちゃんかと思って、でも違うの。よくよく見たらえー真木子さんじゃん。

 あ、そうだ、真木子さんKIIのオリメンだったんだ。
 何かこの頃の真木子さんたら、ずいぶん女の子っぽいじゃんねえ。

 僕が栄をちゃんと見るようになった時には、斉藤はもう研究生に落ちてたんですよ。で、生まれて初めて生でTeam E公演を見た時には、研究生にしてチームの支柱になっていました。
 その時は決してガーリーな感じじゃなくて、言っちゃ何だがど性骨の太い頼りになる姉さんでしたもんで、そのイメージで固定されていました。その姉さん、KII1の「ガラス」じゃ可愛い可愛い女の子。

 B2の「ガラス」でたかみなポジだった菊地同様、斉藤もKII1の後地獄を見るわけですが、菊地同様ちゃーんとカムバックしています。よかったよねえ、真木子さん。

 さて、中西ポジの松本。
 字こそ違え、奇しくもオリジナルの中西と同じ「りな」。
 コールは正統の「りなりなりなりな・りなちゃん」。
 松本の声質はちょっとこもった感じがして、蒸留を重ねた水のような中西の声の透明感とは全く違います。でも「りなりなりなりな・りなちゃん」コールを聞いているとなんかちょっと不思議な感じがしますね。
 
 ということでふむふむ。2009年半ばにになっても栄には「ちょーぜつ」コールは浸透してないのね、と思って流して見てました。

 「ガラス」の間奏開けの第2スタンザ、Aメロはハーフサイズなんですが、第1スタンザと異なり、ここは全パートを一人が歌います。「右肩が君に…」から「最高潮」まで一人で歌って、舞台上手から走ってきてジャンプ!するところね。
 A2で言えば板野。ギャル化するまえのロリ板野。
 このコールは、前半は「ともちゃん」、後半は当然「ともともともとも・ともちゃん」。このころは「ともちん」とか言わなかったのね。
 
 で、KII1の「ガラス」、板野ポジは山田澪花。
 前半のコールは「れいちゃん」と順当。
 で、後半のコール、本寸法なら「れいれいれいれい・れいちゃん」か「やまやまやまやま・やまだー」か「べんべんべんべん・べんきょー」になるはず。
 でもここが何と「ちょーぜつカワイイ・れいちゃん」。

 ななんとKII1の「ガラス」は、「名前二音節コール」と「ちょーぜつコール」の使い分けなんです。
 これは興味深いですね。

 同じ2009年の7月、名古屋クラブダイアモンドホールで行われた結成一周年記念コンサート、「天下を取るぜ!!」。ここでも「ガラス」は歌われていました。
 第1スタンザはこれでもかと言わんばかりの「りなりなりなりな・りなちゃん」コール。でも第2スタンザは「○△■×□☆●…れいちゃん」。んー、何言ってるかちょっと聞こえない。

 同じ年の12月に行われたコンサート「名古屋一揆」では「ガラス」は歌われませんでした。
 
 翌2010年。
 この年のAKBのリクアワでは「ちょーぜつカワイイ」コールが猖獗をきわめていました(だって「てもでも」で「ちょーぜつカワイイ・ゆきりん」とかゆってんだぜ)、SKEではどうだったでしょうか。
 
 うわ、終わらねえ。