シアター・パイレーツ | Commentarii de AKB Ameba版

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 書き忘れてしまったのだけれど、「クリスマスがいっぱい」では舞台奥に電飾がかかってるのね。
 クリスマスの電飾だあねえ。
 こういう装置を使うのは「クリスマスがいっぱい」が最初だよね? 後でもう一度確認してみます。
 で、この電飾はカーテンのような構造をしていて、曲が終わるとすっと左右に引っ込む。そうするとはじまる後半の全体曲の2曲目。

  乗ってるかい? Hey! Hey! Hey!

 と、文字にするとちょっとアレだし、CD音源で聞いても「ふーん」ってくらいの曲なんですけど、ライブ映像は印象が全く違います。

 この曲、あんましライブのソースがないのね。K3の公演DVDの他は、AX2008の99位くらいしか見つからない。あと「見逃し1」のK3。どれもすっごく楽しそう。現場じゃcall & res. が楽しかったろうなあ。

 一番楽しそうなのは、やっぱり公演DVD。「溌剌」って言葉がはじけ回ってる感じ。時々ステージを斜め上から見下ろす絵があって、メンバーとお客が一緒に映ることがあるんだけど、「Hey! Hey! Hey!」ってとこで最前のおっちゃんが嬉しそうにコブシを振り上げております。K3の他の曲と同じように、恐らく無観客別撮りの映像がインサートされてるんだけど、構図以外にもやっぱ何か違いますよね。

 センター的なポジションは小野。彼女を見ているとそのの二つ名が「えれーな」でも「えれにゃん」でも「えれんこふすきー」でもなくって、えれ「ぴょん」である理由がとってもよくわかる。まるで野を跳ね回るやっと草をはみ始めたくらいの若鹿(川栄川栄、これを見るんだりっちゃん)。

 この曲

そう あたしらは 噂のシアター・パイレーツ

 のところで、右手の人差し指中指二本で敬礼!をして、左を向くフリがあるんだが、終盤のリフレインの時、小野だけ右を向いてるところがある。ちなみに小野の手前は松原、向こうは大堀、その向こうは宮澤なんだが、みーんな左(上手側)を向いてるよね。

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 念のためAX2008の映像を見てみたが、この時はちゃんと上手を向いてる。

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「見逃し1」小野ポジの川栄も同様。
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 なんでしょえれぴょん。
 まあ何でもカメラ目線で小野の御尊顔を拝することができるってのは吉ですよね。

 あと一人、ステージで目を惹くのは今井。
 あんまし映んないんだけど、きびきびした動きとキリッとした目、要所要所でニンマリとした笑顔が印象的。この人と佐藤(夏)が組んでの「劇団NY」は、古参のみなさまの語り草になっているわけだが、遅れてきた僕らはAX2009のMCでその片鱗をうかがうことしかできない。でもきびきびとテンポ良くキレのある語り口は、今のAKBに不足してるものの一つかもしれません。

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 今井はこのK3でAKBを去って行ってしまうんですけど、もうちっと見たかったなあ。

 で、曲のエンディング、残ったメンバーは「Hey! Hey! Hey!」と力強く拳を突き上げ、後ずさりしながら客を煽り続ける。
 宮澤なんかは当然のことながら、ちっちゃい小野も威勢がよくって、生意気でかわいい。
 でも最後の最後の「Hey!」だけは力任せに突き上げるんじゃなくて、すっと柔らかく手を天に伸ばす。そこからゆっくり手を下ろしていく。この緩急というかメリハリというか、ほんのわずかな呼吸なんだろうけど見事。

 やっぱステージで見るべき曲だよね。これは。