くるくるぱー4 | Commentarii de AKB Ameba版

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 いろいろ忙しくてブログの更新が滞っていた。
 
 いやいや、それは嘘だな。どんなに忙しくても、書く気があれば書けたはずだ。
 まとまって書けなくても、仕事の合間のほんの数十分、スケッチやアイデアをぱらぱらって書くことだって出来たはずだ。これまではそうしてた。

 ってことは、やっぱ書く気が無かったってことなんだよね。これって。
 うん。確かにいろんなことが重なって気力は萎えてた。

 でも書くことはいっぱいあった。
 なにしろ順番から言うと「くるくるぱー」だもん。
 この曲は順番が来る前に、すでに3回も書いてる。リクアワでは圏外(151位)から14位への大躍進もあった。書く気さえあれば書くことはいっぱいあったはず。

 書く気が無かったんだよねえ、やっぱり。

 この間いろんなことがあった。
 書く気が云々どころか、忘れてしまう前にやっぱ書いておこう。

 さむさんに、「うちの子」Team 4のパフォーマンス駄目出しされちゃった。

 長い目で見ないといけないのかなと思うのだけれども、悪戦苦闘だったり、もがいてる感といったものはなく、 ただ毎回同じことの繰り返しをしている感じなので、この先もチームとしては変わらないんじゃないかなと思ってしまった。

 そうか、やっぱそうなのか。現場に行ったことがなくて、オンデマでしか知らないけれど、そうなっちゃってるのか。
 下手くそなのは恥ずかしいことじゃない。歌えない、踊れない、話せない、売るものが見つからないから頬伝う涙を売ってきたのがAKBの歴史なのだから。
 でも下手くそであることに甘んじてそれでよしとするのは、恥ずかしいことだよなあ、やっぱ。

 SSAでは最近御贔屓の松村が、ほんとにほんの一瞬だけど映ったのが嬉しかった。
 これってあれだよね、干されメンを推してる人の醍醐味なんだろうね。
 うわっ「干されメンを推してる」なんてジャルゴン使いっちゃったよ。ホントはこういう言葉遣いなるべくしないようにしてたのに。ジャルゴンを使わなければ言わんとすることを表現できなくなるってのは、痛し痒しだなあ。

 あ、バクダンがいっぱいあったねえ。
 最終日のが一番でかかったってのはまあ衆目の一致するところだろうけど、それはさておき。

 Team 4の「昇格人事」について、やっぱさむさんの曰く。

 岩田華怜さんと田野優花さんの昇格は率直にうれしかった。
 でもトータル的に考えると・・・。チーム4への気持ちはだいぶ薄れているのに、今日でますます冷めてしまった。

 (中略)
 元々、研究生を育てる仕組みが確立されていたわけではないけれども、 今は無いに等しいほど、育っていない。育ってるのは自主性を感じる、将来の夢がはっきりしている岩田さんなど数えるほど。 パフォーマンスも、中身もしっかりしてない、ちょっと人気があるだけのような子が多用されるようになれば、 この先AKBは果たしてどうなっていくのかなと。感動のない薄いグループになっていくんじゃないかなと。

  正直、悲しくなってしまった。
 誰よりもずっと公演を見続けてきた人が、何だかもう見切りをつけてしまったようなんだもの。

 昨日やっと手に入った仲谷の本の一節

 AKB48には、スタート当初から一つの目標があった。それは、「いつか東京ドームでコンサートをする」ということだ。
 (中略)
 しかしこの裏には、明記されてはいない、もう一つの目標がある。AKB48の関係者なら誰でも知っている、「夢の続き」がある。
 それは、「東京ドームでコンサートをした翌日に、秋葉原の専用劇場で、いつものように公演をする」ということだった。

  ううう。本に鉛筆で線を引くなんて久しぶりだったぞ、なかやん。
 公演童貞の僕にこんなこと言われる筋合いはないんだろうけど、AKBってやっぱ公演が「最も大切な基本であり、活動の根幹なのだ」。余談だが「活動の根幹」なんて言い回しアイドルの本の中で見出すとは思わなかったが、それがAKBなんだよな、なかやん。

 そう、少なくとも僕はそういうAKBのあり方に惹かれたんだと思う。 

 でもねえ、もうねえ、AKBってそういう段階じゃなくなっちゃったのかもしれない。
 そもそも公演でAKBに「会いに行く」なんて現状じゃムリムリでしょ。

 共和制ローマがまだ小さかったころ、政治の中枢はフォルム・ロマヌスでの民会だった。見知った顔役が集まって話し合って、選挙をして、ちょこっと殺しあいをして、でもやっぱりそこに集まってものごとが決まっていった。規模が小さい間はそれで済んだ。その後ローマはどんどんどんどん拡張して行ったにも関わらず、やっぱり政治の根幹には町内会の寄り合いみたいな民会がおかれていた。もう誰もがこんなちっちゃな仕組みじゃダメだ、こんなのは擬制でしかない、ってわかってても、変えることができなかった。
 カエサルが現れるまで。

 秋元康の中では、AKBはもう次の段階に進んでいるのかも知れない。
 「見逃した君たちへ」公演のDVDを見て、そう思った。
 前田敦子の「卒業」と東京ドームでのコンサートはルビコン川なんじゃないかしらん。
 
 もしそうなら、Team 4の「うちの子」たちが浮き足立ってしまっているのも、しょうがないのかもしれません。こんなとこでこんなことやってる場合じゃないって、思っちゃってしかたないのかも。
 かわいそうだけど。
 
 でもねえ、経験から言って、

   宝物は/おそらくガラクタのなかだね

 なんだと思うぞ、君たち。足下が崩れそうな時は、足を前に出すんだ。
 栄では君たちの先輩になり損なったババアお姉さんが、どうやったら研究生公演がもっとよくなるか、必死で足掻いてるぞ。

 頼む。さむさんをびっくりさせて。