何もない訳がないんですよ。
ラーメン好きのダンナは、どこか食べに行く?って聞くと
「ラーメン」
この一択。
はま寿司・くら寿司・スシロー・魚べい。
うちの近所は回転寿司屋が近くて、よりどりみどり。
私は娘と時々、限界まで大食いをしてくる。
もちろんダンナは、回転寿司に行くのは生まれて初めてじゃない。
最近行ってなかっただけ。
連れて行ってなかっただけ。
システムを理解しないダンナは、回転寿司屋で野放しにできない。
たくさん店舗があるにも関わらず、どの店舗も休みの日は激混み。
ダンナは、この時点でもう帰りたい。
家族連れが多いので、ダンナと2人の私は、受付機で「カウンターでもOK」を選択すると、すぐに案内された。
今は注文した寿司しか、レーンを回っていないので、まずはダンナにその説明を。
勝手に回っている皿を
取るなよ
注文したら、自分の席に割り当てられた色があって、音声案内もあるから云々(うんぬん)と追加説明。
めんどくさ
私とダンナはカウンター。
2人分ずつ、色が割り当てられるけど、色が変わる境目に私たちは座った。
ダンナが「白」で私は「若草」。
つまり、ダンナ側に座っている隣のオッサンも「白」。
私の隣の人は、もちろん「若草」。
もうイヤな予感しかしないもん
この日は、抗がん剤の副作用も消えて、味覚障害も残っていない。
万全の体調のダンナではあるが、心残りは本命のラーメンが食べれない事。
文句言わず食べれ!
バンバン注文する私。
ためらいながら注文するダンナ。
黄色い皿以外を頼めないダンナ。
バクバク食べる私。
皿の数を気にするダンナ。
「ねえ、好きなの食べなよ」
「食べてるよ」
「色とか、枚数とか見るのやめてよ」
「見てないよ」
「見てんじゃん」
言ったところで、対応を変えるようなダンナではない。
そして恐れていたヤツ来たー
ダンナは自分が注文してない皿をついに取った。
「あれ?これオレんのじゃない」
「それ、私のです」
予定通り、同じ色の隣の人の寿司を取りました
「あ、すみません」
当たり前のように、隣のオッサンに皿を渡そうとしたら、
「いりません!」
「・・・・・。」
「当たり前でしょ。人がさわったお寿司、食べたくないでしょ」
「でも、皿だけだよ」
「イヤだと思う人もいるのよ」
私のお隣さんが、ダンナと同じことしたー!
私の注文してたヤツを取ったー!
「あれ?」
「それ、私のです」
「す、すみません」
「あ~大丈夫ですよ♪」
隣の若いお兄さんが、私に渡してくれたので受け取る私。
(受け取った・・・・・。)
「何?」
「い、いや・・・」
その後もダンナは落ち着かず、キョロキョロしてる。
おそらく不完全燃焼。
しばらくダンナとスシロー行かんでもいいわ
スシローにまつわるダンナの話は、実はほかにもある。
私はブチ切れて実家まで帰ったことがある。
いつか記事にしようと思う。