私のメモ程度に書き綴っている無印のノート。
今思えば・・・てきな気付きがある。
2019年9月、膵臓がんを告知されてから始めたフォルフィリノックス療法。
2021年8月まで約2年間、この抗がん剤を受けていた。
2021年6月
3カ月おきの造影剤CT検査で、腫瘍が微大しているかもと告げられた。
次回は早めに造影剤CT検査を行い、結果次第で薬を変えて治療を続ける提案を。
このころのダンナの態度・言葉は、いつものサイテーを凌駕するサイテーっぷりに仕上がっていた
今思えばフォルフィリノックスはやっぱり副作用がキツかったようだ
ダメージを受けた体に、抗がん剤の上書きを繰り返していたら復元できなくなるよね~。
ダンナは苛立つことが多くなり、大人げない暴言が増えた。
大人げないし、相手にするのもバカらしい暴言に、娘も呆れていた
ダンナは、自分の言ったことが正しく、間違っていないって否を認めない。
(恥を知りなさい)
だるさから横になっていることも多くなっていた。
腫瘍が大きくなっているって言われたしな、いよいよアレか。
イヤな足音が近づいて来たんか~い
そんな時、私の体調も万全ではなかった。
そしてノートには、
「今日もやさしくできなかった」
という1行が書かれている日が多くなっていた。
ほんの数カ月前には、
「来年も桜が見れたらいいなー」
ってノートに書かれていたのに
ダンナを病院に送るまでの車中、私がしゃべらない日もあった。
「機嫌悪いの?」
「しゃべり始めると咳が出て、止まらなくなるし、胃も痛いの」
私は、高圧的な態度で、二度と話しかけるなオーラを出す。
「・・・・・。」
ダンナ、黙る。
ダンナは人には無神経でデリカシーがない。
自分には甘く、神経質なところがある。
私の体調なんかよりも、1:9で自分の話を聞いて欲しいヤツ。
聞くもんか
私は夜中に咳が出て、何度も目が覚めていた。
毎晩続き、毎朝だるかった。
夜中に目が覚めると、隣の部屋で寝ているダンナの部屋のテレビが付けっぱなしに。
しかも連日。
察しがつくと思いますが、悪びれないダンナ
かーら~の~、筋の通らない言い訳と暴言。
うんざり
この先、ダンナの体調が悪くなったとて、今の気持ちのままでは厳しすぎる。
初めて告知された時のような意気込みなんか、今の私にはないよ
8月
いつもより1カ月早めの造影剤CT検査を。
やはり、腫瘍が少しだけ大きくなっているため、フォルフィリノックスを終了することに。
次回から別の抗がん剤で治療。
様子見のために、1泊入院することになった。
生え揃ったダンナの髪の毛。
今度の抗がん剤は、確実に抜けると言われた。
抜ける前
くるくるぱー
入院前まで、批判や反対を受け付けない、本当の自分がわかっていないダンナ。
つまり"裸の王様”みたいなダンナは、大人しく病院から帰って来た。
私もダンナが入院中、気持ちをリセットしてあげた。
負の感情って、ホント疲れる。
誰も幸せになれない。
私も私でアホだ
「私、優しくなるから」
ダンナの退院後、優しさの押し売りをしていた。
ノートに書いてある
夫婦は合わせ鏡って、認めたくないけどさ~
あなたの欠点は、私の欠点でもあるわけよ。
言動に気を付けないと
な
造影剤