過去のブログで、岡林信康について触れた。

2020年の2月に書いたブログを昨年1月にリブログしていて、またリブログするつもりはないが、昨年の今頃こんなブログを書いていましたよというので、自分でもまた読み返している。

そこでも書いているが、彼のアルバムの中では『ラヴソング』（1977年）と『街はカーニバル』（1979年）が好きだ。

アルバム『街はカーニバル』は、当時ブームとなっていたニュー・ミュージックを目指したそうであるが、かつて「フォークの神様」と言われていただけに恥じらいながら歌っているように聴こえる曲もないではないが、「君に捧げるラヴソング」「遠い朝」「山辺に向いて」などは大好きな曲である。

過去のブログでは、動画を貼り付ける術をまだ知らなかったので😄、今回、好きな曲を数曲貼り付けた。

「君に捧げるラヴソング」は、彼の歌の中では少ないと思われるラヴソングの一つでるが、この曲は、親交のあった写真家川仁忍氏が病に倒れ、彼を見舞ったときに書いた曲だとのことで、彼に捧げたと言いながら男女間に置き換えても通じる歌詞である。

「遠い朝」は、別れてしまった恋人か想いを寄せる女性かをいつまでも思う気持ちが、その歌詞と美しいメロディに表現されていて、とても好きな曲である。

「山辺に向いて」は、自然の流れに身を任せて生きることがどんなに楽で大事なことか、まだまだ自分でも気づかずにいる「可能性」や「生き方」などについて、当時、考えさせられた曲である。　

※アルバムからの動画が見当たらないので

ボーナストラックの「Gの祈り」もいい曲である。

最後の何小節かのメロディがこれまでにない展開で特に好きなのである。

街はカーニバル／岡林信康