どの様な悪人も頑固者もそれぞれの思い出がある。

その瞬間瞬間に時代の歌があり、

やがてその瞬間を丁寧に色着けをして一人引いて観賞する自身の背景画とそこに吹き込まれた想い。

日本独特の繰り返される年末のテレビ番組を、

拒絶する若さと溶け込む老い。

私は、

反逆を基本としているのに、

あの馬鹿らしいとも言える毎度のパターンに心落ち着く。

18の時、

営業車の中で33歳の先輩がいつも演歌を聴いていた事も影響され今がある様な。

私は、

演歌が好きだ。

ただこの卒業シーズンの頃も又独特で。

年末同様、

人間らしさを取り戻せる貴重な時間となる。

本当に若かった時。

もう、

辿った時間が長すぎて、

手繰り寄せる事も不可能で。

涙を流しながら、

あの頃を思い出す事くらいが、

私と、

良き時代を結ぶ時と現実を超えた価値あるくちづけの様である。



野蛮人の思惟



HEAT