地球温暖化対策に、二酸化炭素を出さない原発の活用が言われている。
原発は発電時に二酸化炭素を出さないので、
地球温暖化対策に最適だという。
本当だろうか。
原発の発電量を100万キロワットとすると、
原発の実質出力は300万キロワットくらい有ります。
発電効率が30%くらいだからです。
電気として利用されるのが100万キロワットなのです。
では、残りの200万キロワットはどこへ行っているのでしょうか。
温排水として海に流されています。
これが原発の温排水です。
この温排水は毎秒70トン。7度の温度上昇した温排水を出します。
この熱量は毎秒49万kcalになります。
20度の水を沸騰させるとすると、
毎秒6125リットルの水を沸騰させられます。
原発は二酸化炭素を発電時には出しません。
しかし、これだけの熱量を毎秒発生させて、
地球を直接、暖めているのです。
1秒間に6125リットルの水を沸騰させる熱を海に出しています。
原発が地球温暖化対策に貢献するなどというのは、
全くの嘘です。
二酸化炭素の代わりに、
大量の温排水で地球を温め続けています。
これは地球温暖化を促進しているということです。
原発は地球温暖化対策にはなりません。
原発は二酸化炭素ではなく、
直接、温排水で海を暖めて
地球温暖化を促進しています。
原発は地球温暖化対策には
全く役立ちません。
ご理解いただければ幸いです。