このシリーズの2と3だけは、5年程前にちょっとだけブログに載せたことがあるが、
この最初のVol.1は、初めて紹介する
この本、その2と3を買った5年程前には、すでに絶版の上、凄いプレミアが付いていて
(2と3は、それぞれ5,000円前後で買ったと思う)、その頃で1,000ドルを超える値段が付いていて
ある時、ふと見てみたら、1万円位になっていて即購入
・・・後で考えたら、出品者が桁を間違えたのかも
因みに、今現在、このVol1、amazonで30万円強、2でも7万円弱位になってる
さて本題に入って、直訳すると「靄(もや)の中の決闘」
・・・ちなみに"fog"は霧で、"mist"は靄で、靄は霧より薄い状態
これだけでは、大枚出して購入する気にはなれなかったが、
私の琴線に触れたのは、サブタイトルで、
「アルデンヌ攻勢における、LSSAH
Vol1 パイパー戦闘団 ストゥーモン 1944年12月19日」
ストゥーモンというのは、パイパー戦闘団の進撃路にある町の名前で1944年12月19日に、
パイパー戦闘団と米軍との戦闘で、米軍側は死傷者約250名、捕虜約100名を出して
防衛線を突破さている
その時の戦闘の様子を詳細に記したのが、この本で、
全体の半分以上をそのストゥーモンにおける戦闘の推移の記述になっている
この本の出版は、
なんか、如何にもAFV製作の為になりそうな出版社の名前だが、
写真より、記述の方が圧倒的に多くて、読んで想像しなさいということかな
この本の内容で、私的に興味深いことを備忘録的に何回か、紹介したい
パイパー戦闘団の部隊構成を、いくつかの書籍や資料を基に,
私のサイトで「パイパー戦闘団・部隊序列」として掲載しているのだが、
この本では、
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・装甲先遣隊
パンター×2 1?? 122
IV号戦車×5 614 623 612 631 725
SPW×2 SS第1装甲連隊第9中隊第1小隊(工兵)第1分隊(Sd.kfz.251/7か?)
・先遣中隊
SPW×13 SS第2装甲擲弾兵連隊第10中隊(欠1個小隊)+迫撃砲小隊(SPW×4) (迫撃砲は、牽引か?)
SPW×2 SS第1戦車連隊第9中隊第1小隊(工兵)第2分隊(Sd.kfz.251/7か?)
SPW×7 SS第2装甲擲弾兵連隊第12中隊第1小隊
("mounting 7.5cm KwK guns"とあるのでSd.Kfz.251/9か?)
・本隊
パンター指揮戦車×1 SS第1戦車連隊本部
パンター指揮戦車×1 SS第1戦車連隊第1大隊本部より連隊本部
パンター指揮戦車×1 SS第1戦車連隊第1大隊本部
SPW×2 SS第1戦車連隊第1大隊通信小隊
SPW×4 SS第2装甲擲弾兵連隊第3大隊本部、通信小隊
SS第1戦車連隊第1中隊
パンター×15 2台は、装甲先遣隊へ
SS第1戦車連隊第10中隊
対空戦車×4(オストヴィントか?)
メーベルヴァーゲン×2
ウィルベルヴィント×2
SS第2装甲擲弾兵連隊第11中隊
SPW×14 欠第3小隊
SS第1戦車連隊第6中隊
IV号戦車×13 4台は、装甲先遣隊へ
SS第1戦車連隊第9中隊
SPW×4 第1小隊は、装甲先遣隊と先遣中隊へ(工兵中隊なのでSPWは、Sd.kfz.251/7か?)
SS第1戦車連隊第7中隊
IV号戦車×16 1台は、装甲先遣隊へ
SS第1戦車連隊第10中隊
対空戦車×4(オストヴィントか?)
メーベルヴァーゲン×2 SS第1戦車連隊第10中隊は、2個分隊ずつに分けられていた
SS第1工兵連隊第3中隊
SPW×12 2個小隊は、迫撃砲搭載型(Sd.Kfz.251/2か?)、1個小隊は、迫撃砲をトラックに搭載
SS第1戦車連隊第2中隊
パンター×17
SS第2装甲擲弾兵連隊第13中隊
グリレ×6
SPW×3
SS第2装甲擲弾兵連隊第12中隊
SPW×35 第1小隊は、先遣中隊へ
SS第2装甲擲弾兵連隊第9中隊
SPW×14 欠第3小隊
SS第501重戦車大隊
ティーガー×3 大隊本部
ティーガー×14 第1中隊
ティーガー×14 第2中隊
ティーガー×14 第3中隊
空軍第84突撃高射砲大隊
2cm砲×12(自動車化) 第1中隊 (個々の砲は単装なのか連装なのか記述なし)
2cm砲×12(自動車化) 第2中隊
3.7cm砲×12(自動車化) 第3中隊
SS第1装甲砲兵連隊第1大隊
IV号観測戦車×1砲兵連隊本部
軽榴弾砲×6(自動車化) 第1中隊
軽榴弾砲×6(自動車化) 第2中隊
重榴弾砲×3(自動車化) 第3中隊
フンメル×1 第3中隊
・後方梯隊
パンター×1 SS第1戦車連隊本部
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SPWが具体的に車輛型の記述がないところ(ほぼSd.Kfz.251シリーズでしょう)が残念
初めて知ったのが、編成上の装甲先遣隊と先遣中隊と後方梯隊の存在
車輛的には、メーベルヴァーゲンとIV号観測戦車の存在
あと、SS第501重戦車大隊のティーガー(II)の数が私のサイトの部隊序列と倍くらい違ってる
この部隊序列について、もう少し考察したいのと、本の内容について、もう少し紹介したいので、
続く・・・