この間の『森崎博之講演会』でのテーマです。

本人も、ものすごく強引なテーマだと言ってました(笑)

今、全国の小学校高学年・中学校の中で『弁当の日』とゆう日を年に1・2回設けている所があるそうです。

普段は給食なんだけれども、『弁当の日』は弁当の献立~買い出し~調理~食べ終わって帰ってきた後の片付けまで、親の手を借りずに自分1人でやり抜く…『食育』の一環として取り組んでいるものだそうです。

最初に始めたのは…四国の学校って言ってたかな。
校長先生の提案だったらしいけど、保護者から反対の意見が多かったそうです。


『子供には危険だ』
『包丁や火を使わせるのは危ない』


包丁や火は大人にとっても危ないです。
ちゃんとしてたつもりでも指を切るし、油に引火して火事とか…


『じゃ、いつになれば危険じゃなくなるんですか?』


校長先生はそう保護者に言って半ば強引に『弁当の日』を始めたそうです。

朝、それなりに早起きをして、冷凍食品に頼らないお弁当のおかずを作る…ご飯を炊く。

ある中学校の女子はキャラ弁を作る子が多かったですね。
男子は大胆に、ご飯の上に『焼き鮭』だけがドーンと乗っかってたり…一面に『焼き海苔』が敷き詰められてたり…

自分が食べたくて作った弁当だから、それもアリなんでしょうね(笑)

その校長先生の提案から全国に話が広がり、その取り組みを行う所が増え、子供の『食』に対する意識も変わったそうです。

★旬の食材がわかる
★親と買い物をして、食材を選ぶ時のポイントを知る。
★味つけの工夫を考える
★家族との会話が増える

確かに個人差はあるけれど、少なくとも作ってくれたご飯を『ウマイ』とも『マズイ』とも言わず黙々と食べる事は減るそうです。

調理することで食べる楽しみを知る…
そして誰かしらとのコミュニケーションを生み、心の成長にも繋がるそうです。

過保護に、やみくもに『ストップ』をかけるよりも、興味を持ち始めたら経験させるのは大事だと私も思います。

料理に限らず、色々な経験は本来の意味を知り、自分の身になる…マイナスになる事はないですよね。