次回もしくはその次で、裁判が結審する見込みだという。
和解案の確認が先に入った。
財産分与で和解できなかったとしても、離婚についてのみ和解できるかどうかと。
何を言っているのか。
承諾できるはずがない。
離婚に応じてしまったら、財産分与を請求できる期間が短くなってしまう。
こちらからしたらデメリットでしかない。
離婚には応じないと弁護士さんへ伝えた。
和解できない見込みだとしても、期日には必ず出廷しなければならないという。
裁判に移行してからは、初めての出廷となる。
当然、夫も来る。
胃が痛い。
まだマスクを着けているから、幾分マシかもしれない。
それでも、顔を合わせたくはない。
弁護士さんとの事前打ち合わせで、2パターンの予想を聞いた。
Aパターンは、店舗の譲渡金を含めない財産の半分と、夫の会社の株を半分取得する場合。
Bパターンは、店舗の譲渡金を含めた財産の半分と、夫の会社の株を取得しない場合。
当然、譲渡金を含めているBパターンの方が、金額が多くなる。
裁判所としては、後々の争いの種を残したくないために、株式を分割することについて、よく思っていないらしい。
であれば、Bパターンの方で認めて欲しいが、どうなるか。
夫の方からしたら、その分金を持って行かれてしまうわけだから、株式の分割の方がいいと思っているかもしれない。
裁判が怖い。
判決が怖い。
そうは言っても、やらなければならない。
目標金額に届かなかったら控訴すると決めた。
控訴したとしても、金額が高くなるかもしれないし、逆に低くなるかもしれないと、弁護士さんから言われた。
それはそうだろう。
できれば控訴しないでよいように、目標金額に達した判決が出て欲しい。
やるしかない。