最初に、法テラスから書類が届いた。
「受任者等から報告書が提出されたため、終結審査をおこないます。」と、書かれてあった。
弁護士さんから、婚姻費用分担請求が終わったことについて、法テラスへ連絡が行っていたということだった。
婚姻費用月額2万円は納得していないが、覆すことが難しいということだったので、そのまま終わりにしていた。
同封されていた生活状況申告書を、ありのまま記入し、法テラスへ郵送した。
2週間ほど経って、法律事務所の事務員さんから、終結決定書のPDFが送られてきた。
センター立替金、0円。
被援助者直接支払金、税込70,400円。
内訳で報酬金70,400円となっていたから、全額が弁護士さんへの報酬金ということらしい。
婚姻費用についてはこれとは別で、すでに入金があった婚姻費用8か月分16万円については、16万円の10%+税の17,600円が報酬金となり、
これから支払われる婚姻費用についても、入金の都度、入金額の10%+税が報酬金になると書かれていた。
毎月2万円だから、2,200円が報酬金で持っていかれることになる。
ただし、最大で2年間分(52,800円)が上限ではあるようだ。
あと1年以内に離婚が成立しても、2年以上かかったとしても裁判費用の方が膨らんでしまうわけだから、どっちみち微妙な気がする。
センター立替残金の213,600円を、回収金から一括清算するとも書いてあった。
報酬金を引いた額17,800円×12カ月の金額が、213,600円になる。
つまり、婚姻費用は、報酬金と法テラスへの返済ですべて相殺される計算だ。
それでも、裁判費用等があるから、まだセンター立替金は残っている。
立替残金については、今後も割賦返済でいいらしい。
生活状況申告書に収入等記入はしたが、結局は、最初に法テラスから送られてきた書類に書かれていた通りの、「受領した金銭からの一括清算」になった形だ。
裁判は進めてもらっているが、こちらにとって良い状況なのか悪い状況なのか、わからない。
夫名義の車について、私が引き取る気があるかどうかの、確認が入った。
私は運転免許を持っているが、完全なるペーパードライバーであるため、運転ができない。
そのことを夫も知っている。
なんなら、過去に、私がペーパードライバーから脱しようとして夫に運転練習につきあってもらっていた時期が少しあったが、喧嘩をしてやめていたのだ。
知らないはずがない。
それなのに、車を引き取る気があるかどうか聞いてきたのはどういう理由からか?
弁護士さんが言うには、こちら側で出した高めの車の査定額(150万程度)で私に引き取らせようという思惑が相手側にあるのだということだった。
もしかしたら、夫は弁護士に任せっきりで、私がペーパードライバーであることを弁護士に伝えていなかったから、聞いてきた可能性があるかもしれない。
しかし、私には、単なる時間稼ぎにしか見えなかった。
夫の会社の株式の評価は、専門家に頼まないとわからないようだ。
こちら側や相手側で専門家を選ぶと、頼んだ側に有利な判断をしたと言われかねないので、裁判所が決めた専門家が評価することになるらしい。
依頼することになれば、50万ほどかかりそうとのこと。
回収できるのだろうか?
不安しかない。