昔、パリで暫くの間、下宿生活をしていました。そこは広い大通りに面した建物の6階部分にある4LDKの住居で、子供たちが独立してしまったので学生に間貸しして暮らす女性の家でした。

 

ある時、大家のおばさんがエレベーターで犬のお散歩をしようと出かけるところに出くわしました。なんとなくお喋りしていたら、「”qu'en dirait - on?” (カン・ディレ・トン)て言葉があるけど、これは私の姿を見て人はなんて言うだろう、ということなの」と言いました。

 

どう言うことかというと、彼女は犬のお散歩に出かけようとしていたけれど、お買い物に行くようなきちんとした身なりをしていました。犬のお散歩でさえ気を使わなきゃいけないということなのでしょうね。

 

彼女の家は、オースマン計画で大改造された大通りに面した建物に住んでいたので、そんなところを普段着では歩けないわって、気を使ってたみたいですね。

 

日本でいえば世間体でしょうか? 

自由を重んじる国、フランスでも世間体って考え方あるんだなって思いました。

 

私はそれまでというか今でも、世間体とは無縁?の生活してますが、周りの圧力はひしひしと感じます。

 

むしろ世間体という考え方に反発を感じるので、つい反対のことをしてしまって周りのヒンシュクを買っているようです。

 

最近は少し考えるようになりましたが、以前はかなりひどかったかも…

 

特に反発を感じるのは、相手が当然「世間体」というものを第一に考えているだろうという憶測をもとに相手を脅して自分の思うように相手を操ろうとする人たちです。

 

そういう人たちの思惑をことごとく拒絶してきたので、私は相当ひどい人間と思われてるみたいです。