数年前、人前で「アフリカにいたときは結構苦労したんだ」って話をしたら、若い女性に「外国に行けただけでよかったじゃない!」と結構きつい感じで反論されました。
その女性はその時就職で苦労していて、私のそんなボヤキが気に入らなかったようです。
彼女の母親が語学教師で、たぶん帰国子女のライバルが周りにいたのかもしれません。
そんな親のヤッカミからくるボヤキを普段から聞いていたのかもしれません。まあ、あくまで私の想像ですが…
最近も上記の若い女性と同年代の30代子育て中の女性から、私が以前滞在していた外国の話をしたときに、微妙に嫉みと軽蔑のこもった表情をされました。
二人とも日本が不況に陥っていたころに大学を卒業し、就職で苦労した年代ですよね。
私が世間知らずで、人付き合いも少ないので、彼女たちのつらい実情に寄り添うことができなくて、不敬を買ってしまったようです。
私って世間知らずからくる、空気読めない人なんですね!ほんと・・・
ちょっと発達障害も隠れているかもしれないって最近思うんですね。
まあそれはさておき、彼女たちは私が外国にいたことを過剰に羨むけれど、私からすると日本でずーと教育を受けてきた人たちが羨ましくてしょうがないですよ。
私は日本語能力は低いし(ほとんど独学ですから)、習字なんか全然だめだし、短歌も俳句もダメだし、日本人としての教養、たしなみが全然だめです。
フランスの学校では体育や、音楽の授業はほとんどないに等しいし…で、日本人なら普通にできる色んなスポーツ、音楽の授業で習って、楽器を演奏したりすることが全くダメです。
楽器なんていつでも勉強できるでしょと思われるかもしれませんが、基礎がないということでとてもハードルが高いです。
その代りフランス語ができるでしょと思われるかもしれませんが、何年も住んでいたんだから当たり前ですよ。
引き換えに失ったものは想像以上に大きいと私は思っています。
例えば中学や、高校ではぐくむ友情、仲間意識、集団生活の大切さ…
国が大切な子供たちのために用意した充実した教育。それはとても豊かな恵みだと思います。
当たり前のように思われているものが実はとても素晴らしいものだということ。
その恩恵を受けられなかったものにとってはとても羨ましいことだということを知ってほしいですね。
