夕べ見た、某テレビ局の番組、ちょっと感動したので忘れないうちに書いときます。
このテレビ局の回し者じゃないんですけど、他はコマーシャルが邪魔くさく感じてしまうので、こちらをつい見てしまいます。
このテレビ局の青森支社に勤めている人が、身障者の妹さんと家族の姿を、自分も介護を手伝いながら観察したものです。
子供のころの重い病気が原因で脳性麻痺になってしまった妹さんはお医者様から「親も分からないだろう」と言われていたにもかかわらず、ちゃんとお母さんとお父さんを認識できたんだそうです。
お兄さんが撮影した映像の中でも、彼女は笑ったり、少し怒ったりととても表情豊かでした。
そんな風に表情豊かになれたのは、彼女を取り巻く父母や介護の人たちの温かい、愛情あふれる介護環境のおかげではないかと思います。
弱い立場にある人(介護を受ける人ほど弱い立場の人が他にあるでしょうか?)をそのまま、あるがままに受け入れ、理解しようとする努力をこの家族は全く怠ってはいないと感じました。
お母さんもお父さんも素晴らしい!
ここに至るまでどれだけ苦労しただろう。どれだけ苦しんできただろう、そういうものが強く感じられました。
お母さんはかつて重い病気になられたことがあって、将来に不安を抱いておられるようですが、決して他の子供たちに妹の世話を無理強いすることは避けておられるようです。
そして、社会から孤立することがないよう自宅を地域の人たちの活動のために開放しておられます。
そこでは、身障者の娘さんを囲んで、地域の人たちが楽しく集い、いつも笑いにあふれています。
この番組を見ていて、私が一番印象深く感じたのは、家族の一人一人が自分というものをしっかり持っているということです。
例えばこの身障者の娘さんには双子の姉がおられるんですが、この方は若い時から、この妹に対して自分は献身的に世話をしなくてはいけないのか、それとも自由に好きなことをするべきなのかについて考えて来られていて、結局医師になる道を選び、妹の主治医になることを目標にされました。
世間的には、献身的に世話をする姉であった方が受けるんでしょうけど、そうすることに違和感を感じた。というようなことを言っておられました。
お父さんは、世間一般的な幸せよりも、この身障者の娘を育ててきた幸せの方がずっと素晴らしい。と言っておられました。
家族其々が世間一般的な、押しつけがましい考え方を否定する生き方をされているのが素晴らしいと思いました。
其々が、弱いもの、身障者の娘さんの立場になって生きてきたからこそ、この日本という社会 ー 世間体や偽善を押し付ける社会 ー の中で流されずに生きて来られたんだと思います。
