最近余りnhkの「あさいち」を観てないんですけど、今朝なんとなく観てしまった。
そうしたらなんと確か「大統領の料理人」とかいう映画のモデルになった女性シェッフがゲストでお出ましになったのでビックリ!
彼女の名前は、Danielle Mazet-Delpeuch さん。(ダニエル・マゼ・デルプーシュ)
1988-1990年までフランスのミッテラン大統領の料理人だった方です。
実はこの映画のDVDをつい最近観たばかりだったのです。
だから彼女が紹介された時は「エー!」とビックリしてしまいました。
ミッテラン大統領は、いわゆる宮廷料理といわれるような贅沢な料理があまり好きでなく、素材を大切にした素朴なものが好みだったらしいです。
そこで、Joel Robuchon (ジョエル・ロビュション)という有名なシェッフが紹介したのが、ダニエルさんだったというわけです。
大統領の好みにダニエルさんの作る料理はぴったり一致して、とても幸せな二年間だったそうです。
ただ、他の男性料理人たちの嫉妬や、嫌がらせなど、色々な軋轢があり、大統領の調和のある、理想の食卓を守り続ける事ができないと感じた彼女は、辞めることを大統領に申し出たそうです。
この映画は、フランス人が誇るフランス料理の真髄を二人の、洗練された味覚を持った二人の人間が身分を越えて分かち合うという、友情物語って感じですね。
この映画の本題は、”Les saveurs du Palais" と言うんですが、saveur は、味とか風味とかいう意味です。そして、palaisという言葉には二つの意味があり、一つは宮殿という意味でもう一つは味覚とか舌という意味があります。
ここで使われているのは”宮殿(大統領官邸)”のほうですが、暗に”味覚”という意味を引っ掛けてますね。
ダニエルさんはフランスのぺりゴール地方の農家で育ちました。
おばあさんが地域のお料理上手で有名だったそうです。その娘達もその才能を引き継いでいったらしいです。
お父さんは農業をやっていたのですが、高級料理店で扱うような食材を栽培していたので、ダニエルさんは19歳で結婚するまで鍋さえ持った事がなかったそうですが、味覚はしっかりしていたそうです。
そして結婚して4人の子供を育てながら、料理の腕を磨いて行ったそうです。
そしてペリゴール地方の特産物であるフォワグラを使った料理で全国的に有名になったそうです。
でも一時期、経済的に困難な時代があり、アメリカに行って、フランス料理の先生とかをしたそうです。その時、ロビュションさんの従妹と出会い、彼に紹介されたらしいです。
そして彼の紹介でミッテラン大統領の料理人になったのですね。
彼女は大統領の料理人をやめた後しばらくして、何かとても変わった事がしたくなって、南極観測隊の料理人に応募したそうです。
とてもハードな仕事場だったそうですが、とてもやりがいのある仕事だったらしいですネ。
今はペリゴールの自宅でお料理教室を開いておられるそうですよ。
今朝「あさいち」で紹介された料理も素材の味を大事にした料理ばかりでしたね。
そのうち作ってみようっと!
