前回、現地の人々の住む町に引越しすることになったって書きましたよね。

理由は自動車に関係あるんです。


ちょうど3~4日前、日本の技術についての番組やってました。


1960年代の半ば、トヨタのカローラと日産のサニーが次々に新しい車を発表して、競争が激しかったというところを見ていて、なるほどそういう時代だったんだなと納得がいきました。


そう、そういう時代だったんですよね。私たちがアフリカに初めて行ったのは・・・


父は、戦争から帰ってきてから、田舎で家業をほとんど母に任せて、自分は狂言や文学的な趣味に現を抜かしていたのです。


当時戦争から帰ってきた多くの人達が敗戦を経験したことによって、生きる目的を見出せなくなっていたのかもしれません。


偶然にも、家業が破産することになってしまい、家族のため、戦争前に勤務していた職場に戻ることになりました。


必要に迫られて戻ったのですが、そこで父は戦争で果たせなかった、国のために働くという目的を再び見出したのではないかと思います。



父は赴任して、徐々にその国の政府官僚達と仲良くなり、色んな交渉に取り組んでいたと思います。


アフリカの人たちは陽気で話好きで、父もそういう人だったので、すぐに仲良くなれたようです。

そのうち、日本とその国のために役に立ちたいという思いに強く捉われて行ったようです。


当時その国で走っていた車はほとんどがフランスの車。日本のものは皆無でした。

日本の物産を輸入するため、関税を下げる必要がありました。


父はその交渉に熱中し始めたのです。


今日はこのくらいで、また明日!