昨日、長いこと会っていなかった親戚から一冊の本が送ってきた。
13年前に亡くなったお母さんのことを手記にまとめたものであった。
お母さんはまた短歌や俳句を嗜んでおられ、かなりの量があったので本にしたらしい。
このお母さんは父方の伯父のお嫁さんで、今まで詳しいことは聞いた事がなかった。
懐かしいので、一気に読んでしまったのだが、びっくりした。
この人については、親戚からはあまりいい話は聞いた事がなかった。
「気が強い」とか、「プライドが高い」とか・・・
それもそのはずである。
彼女は薩摩藩の武家の出身で、母親はなんと岩崎家の出身だったそうである。
岩崎家といったら、大河ドラマで香川さんが汚い歯をして行商していたのが記憶にある。
そう、三菱財閥の・・・らしい。
この岩崎家の末裔は若い頃は裕福な生活をしていたようだが、伯父が早くに亡くなってしまったせいで大変苦労されたらしい。
自立心が強い人だったので、親戚の申し出を断るというようなこともあったのだろう。
そのため、色々と悪口を言われたようだ。
夫には早く先立たれたけれど、子供4人を立派に育て上げ、90歳まで長生きして、幸せな人生だったと思う。
近くに住んでおられたので、お正月などによく招待された。お母さんと3姉妹、冗談を言いながら、お料理したりしている様子は、まるで若草物語の3人姉妹のようだった。
お母さんは当時としては珍しく、女子大を出ておられたので、子供の教育にはずいぶんと力を入れられたらしい。
自分の事は脇において、子供たちがやりたいことを精一杯応援する、そんなお母さんだったようだ。
今更ながらにお疲れ様でしたと言いたい。
