自分史を書こうと思ってはいたのですが、ちょっと頓挫してしまいました。

読んでくださっている方には期待だけさせて、「次は~? 」ていう所で中断してしまって申し訳ありません。


こういうことは続けなくちゃいけないですよね。

ホント、意志薄弱ですいません。


最近、喪中のはがきが届きまして、フランス文学者が亡くなっていたことがわかったんですよ。

2014年のノーベル文学賞を受けられた、フランスの作家、パトリック・モディアーノ氏の作品を訳しておられた方です。


その方の訳書をまだ読んでなかったので、読んでました。

どうもこの作家のテーマは、パリの街を彷徨う、ていう所にあるようです。


この本(さびしい宝石)を読んでいると、パリの街のいろんな情景が浮かんできて、引き込まれます。


一般的に日本人が想像しているような華やかなパリではなく、迷路のようなパリ、場末の暗く寂しいところのある街角とか、パリの裏の表情を描いたものですね。


華やかなパリというのはほんの表面的な衣装に過ぎず、裏の顔にその真髄があると私個人では思っています。


というか、華やかなパリには、貧乏学生は近づくことさえできなかったですからね~


ユトリロや日本人画家荻須などが描いたパリに近い世界でしょうか。


現在のパリは、古い建物は建て替えられ、ずいぶん表情は変わってしまったように聞きます。

でも、観光客が行かないような裏通りには、昔のパリが息づいているように思います。


この本を読んでると、そういう古い寂しいパリを歩いてみたくなります。