おはようございます。

「ポワロ」さん、遂に終わってしまいました。


私、イギリスの名探偵シリーズ、大好きなんです。

「やっぱりね!」 と思われるかもしれませんが。


謎解きの魅力もさることながら、あのイギリスの古い調度品、インテリア、見ているだけでうっとりして、幸せになるんです。


自宅もあんなふうにできたら・・・中々叶いそうにないですね・・・


さて内容は、やはり最終回だけあって、凄みがありましたね。


少しドモリ気味の一番善良そうな人間が、自分は一切手を下さずに、周りを犯罪に追い込んでいくというもので、とても恐ろしかったです。


実行犯にされる人達は、この善良そうな男の発する言葉に完全にだまされ、彼が望むように行動するに至るのです。


なぜだまされるかというと、この人物は人々の隠れた欲求が良く見えるんですね。

だから、彼がうまくその欲求、嫉妬や不満などの捌け口を用意してあげることによって、人々は犯罪に走っていくんですね。


こんなに簡単に人が犯罪を犯すことなどありえないと思えますが、そこはアガサ・クリスティの世界ですからね・・・


この人物の内面には、善良そうな見かけからは思いも付かないような、サディズムが潜んでいるということでした。


人々をいたぶり、弄ぶ事で快感を得るという、ちょっと常人には考えられないような感覚の持ち主のようです。


そういう異常な人間は滅多にいないだろうと思われるかもしれないですが、私にはそうは思えないです。


意外といる。そういう人は利口だから、尻尾は見せない。

決して警察に捕まるような間抜けなことはしない、と思われます。


本当に善良な人は、気付かれないところで善なる行為をしますが、本当に悪魔的な人は他人に気付かれない所で悪事を働くのです。


殆どの人がそのことに気付かない。

でも、表情や視線は、嘘つけないんですよね。


ポワロさんは灰色の脳細胞を駆使して、本当の犯人を突き止めましたが、精神病理学的なアプローチでも、突き止められるように思えます。


もちろんポワロさんはそちらのほうも優れていたと思いますが・・・

ポワロさん、長い間有難うございました。