おはようございます。


夕べ、BSで放送していた映画について、感想を書きたいと思います。

2009年の映画だそうですね。監督は「踊る大捜査戦」の君塚良一という方だそうですね。


どうりで「踊る・・・」の顔ぶれが多く見受けられました。

皆さん、迫真の演技されていて、胸に迫るものがありました。


幸せに暮らしていた一人の女子高生が、ある日突然犯罪者の妹になってしまうという恐怖。


その事が判明した瞬間、彼女の人生は180度、強制的に変えられてしまうという恐怖。


そういうものが、刑事達のあわただしい動き、何も理解できないうちに振り回される少女とその家族の困惑と不安によって表現されていく。


「何ゆえにこんな扱いを受けなくてはならないのか?」 この困惑をこの少女はとても自然に表現していた。まるでドキュメンタリー映画を見ているようだった。


最初、警察の人達が、容疑者の家族を過剰なまでに保護しようとしている様子に異様さを感じた。

「え~! そこまでやるの!」


でも、記者やカメラマンたちが、容疑者家族を執拗に追いかける姿を見て、これは、警察の通常の対応なのだと理解した。


マスコミや、野次馬が、まるでご馳走に群がる銀蝿の様に、容疑者家族を執拗に追いかける姿に「背筋が凍った」。


皆、それぞれ表向きは「犯罪者は罰せられなくてはならない」的なことを口走ってはいるが、本当は、事件を利用した売名行為をしようとしているだけであり、野次馬達も携帯やネットを通して自分が注目されたいだけなのである。


自分達のエゴイスティックな欲望を満足させるために他人の不幸を利用しているだけなのである。


主人公の刑事と少女が逃避行をした先まで、追いかけてきた野次馬達の姿には、本当に背筋が凍る。


まるで、ゾンビに追いかけられてるような恐怖を感じる。


それは、非人間的なもの、自分達の欲望にしか関心がない化け物に追いかけられる恐怖なのだろう。