私はあらゆるタイプの支配に対してかなり敏感である。

支配というとちょっと大げさな感じがするけど、”ちょっと上から目線”というと分りやすいかな。



夫婦でよく行くあるカレー屋さんがある。パキスタン人が経営している。

そこのパ人の店員の態度が最近少し気になる。


「いらっしゃいませ~」のイントネーションに愛嬌があって、面白がってよく行くのだが、その店員の表情が妙に気になり始めた。


大体いつも仏頂面なので、そういう人なのだと思っていた。


ところが、ある時、私がいつになくカラフルなおしゃれな服を着て行ったときのことである。

例の店員が妙に愛想よく、顔を見ると、目が、「その服いいね。いつもそれでなくっちゃ」と言っているのである。


まあ、嬉しいといえば嬉しいのだが・・・


しかしそれからがいけない。

なんとなく、彼が私の服装の品評を始めたのである。


なんかプレッシャーを感じる。


日本という外国に来て、その国に馴染もうとしているけれど、なかなか馴染めないでいるのかもしれない。

日本人と何かしらの関わりを持ちたいのかもしれない。


私に対する服装の品定めも、そんな葛藤の中から出て来たのかもしれない。



インドやパキスタンの女性はとてもおしゃれで、カラフルな服を着ている。

官能的というんだろうか?


その点日本女性は、色彩的には地味に感じる。


カラフルで派手というと? そう、雄の孔雀である。

インドやパキスタンにおいては、派手な方の孔雀は男性ではなく、女性なのだ。


雌は派手な服装をして雄に媚びる。


インドやパキスタンは聞くところによると激しい男尊女卑の国である。


女はカラフルな服装をして、男を楽しませなくてはならない。


そんな国で育った人、男尊女卑の観念が身に染み付いている人を変えることはとても難しいことに思える。


日本の男性でもそういう人はいくらでもいる。


私は若い頃、口紅をつける習慣がなかったので、その類の男性から、陰で嫌味を言われた。

「百円化粧品だってあるのに・・・」 なんで化粧しないんだ!


化粧することは、女性の男性に対する媚と言えなくもない。

少なくともそういう風に解釈している男性は少なくない。


だから「化粧しない女は生意気だ!」って感じ。


裏を返せば、それほどまでに男性は女性の上に立ちたい、支配したいのだ。


国会で女性議員をやじった男性議員も、そういった低レベルな支配欲を隠し持った御仁なのだろう。

(隠していたつもりがつい出てしまった)