今朝、NHKBSの「あまちゃん」を見た後、大好きな岩合さんの猫番組を見て、そのまま見ていたら、なんと山本寛斉さんが現れた!
もうかなりお年のようだが(?)、相変わらず原色の服を身にまとって元気よく現れた。
どうも最後のパリコレのためのアイデアを練っておられる最中のようだ。
そして、新しいアイデアを探していたところ、パプア・ニューギニアに住むバーニー族のお祭りのお面や衣装の写真を見て強く惹かれるものを感じたらしい。
そこで、取材チームを引き連れて、彼らの住むパプア・ニューギニアの山奥に入り込んでいく。
直ぐに子供達と仲良くなり、彼らに原色を多用した前衛的な生け花のような衣装を着せ、踊りを指導する。
町で行われる踊りのフェスティバルのようなものに出場する準備のためだ。
ところが、最初友好的であったバーニー族の部落の人々もお祭りの踊りを見せて欲しいという要望を聞くと俄かに難しい顔になった。
お祭りは精霊のためにするものなので、精霊に聞いてみないと分らないというような返事だったように思う。
困った寛斉さんは、それでは子供達の踊りだけでも、街で披露してもいいかと尋ねると、意外とあっさりと承諾を得る事ができた。
そして子供たちは始めて他の部族の前で自分たちの踊りを披露することになる。
実はこのバーニー族はこの土地にもともと住んでいた部族なのだが、他の島から侵入してきた部族たちに奥深い山の中に追いやられた人たちなのだ。
敵対関係にある人々の前で堂々と踊ったことで子供たちは部族のプライドを取り戻したようだ。
子供達の顔は輝いていた。
私はこの番組を見てとても感動した。
そして自分の中で、ファッションというものをどこか軽視していたことに気付いた。
美しい服を着るということが人間にこれほどの力を与えること、誇りを与えること、そういうことを今まであまり考えなかったように思う。
見栄とか虚栄心を嫌うあまり、ファッションがそういうものの延長線上にあるものとして勝手に軽蔑していたように思う。
でも実はそうではないということに気付かされた。
このパプア・ニューギニアのような所では、自然や動物たちが美しいあでやかな衣装をまとっている。
このような土地では、人間達もおのずと色彩に対する感性が磨かれる。
彼らにとって、カラフルなファッションとはごく自然な自己表現なのだ。
