昨日は大変な一日でした。


朝早く出かけなくてはならなくて、その用事が済んで帰ってくると、前日から様子のおかしい、いつも餌を上げている猫のところに行ってやらなきゃなりません。


ことのはじまりは一昨日のことでした。藪の中で助けを呼んで、鳴いている猫を発見したことから始まります。


この猫は毎日夕方になると定位置に来て私を待っている猫です。毎日餌をやっていると一日でも来ないと心配になります。その前日、姿が見えませんでした。


次の日はかなり心配になって、しばらく歩きながら、現れるのを待っていると、草陰から猫の鳴き声が聞こえてきます。声が少し変です。悲壮感が漂っています。


小さい子猫らしい鳴き声も聞こえます。


私が慌てて、声の聞こえてくる場所に行って、覗き込んだところ、どうも草むらの中にいるようです。

しばらくは声ばかりで姿が見えません。


それでも名前を呼びながら、じっと見ていると、ようやく顔が見えました。

しかし顔がやっと見えるだけで動こうとしません。


しょうがないのでその状態で、餌をやると何とか食べています。

何しろ草に覆われていて、状況が全くわかりませんでした。


何か動けない事情があるとは思いつつ、そこには手が伸ばせない状況があるのです。

何せ、猫がいるのは線路がある側で、私がいる側とは、トタンの高い壁によって隔てられているのです。


その日はもう既に夜が更けてきていたので、次の日対策を考えることにしました。


翌朝は忙しくて、猫のところに行くことはできませんでした。


夕方になってようやく行ってみると、夜は見えなかった状況が少し分って来ました。


猫はどうも草むらの中の溝のようなところにいるようです。


その溝の中で立ち上がった時にようやく顔が見えるようです。どうも足が動かせないようです。


その足が動かせない原因が何なのか、中々分りませんでした。


最初、お産がまだ終わっていないのではないか・・・というような、怖い状況が頭に浮かびます。


でももしかしたら、足が絡まっているだけかもしれない。とにかく、草を刈り取ることにしました。


近くの店で草刈を買い、早速周りの草刈を始めます。しかし、「壁」があるので中々肝心の場所の草刈ができません。


猫の方は、見慣れないものの出現に驚き、顔も見せてくれなくなりました。


これはやばい、二進も三進も行かなくなったとき、手伝ってくれていた主人が「地下鉄の人に頼んでみるしかない」と言ってくれました。


そして、地下鉄の事務所に行ってみました。

もう既に事務所などが開いている時間を過ぎており、しばらく、人が居そうな所に行ってみると、幸いにも一人の方が出て来られました。


その方に事情を話すと、少し待ってくださいと言って、奥の方に入って行かれました。


しばらくすると、「いいですよ、探してあげます。」と言ってくださいました。


主人が猫のいる場所に行って、懐中電灯で合図し、地下鉄の方々が猫を救い出してくださるということになりました。私はその間、ただ待っていました。


15分か20分くらい経った頃でしょうか、対応してくださった方が戻ってこられました。


「草に足が絡んでいたので、草を切ってあげたら、そのまま逃げていった」と言うことでした。


その場でこの方にお礼を言って、家に帰りました。


感謝の気持ちでいっぱいでした。


最初、猫の救出なんてしてもらえないんじゃないかと思っていただけに快く、時間と手間をかけて猫を救出してくださった事に大感謝です。


逃げてしまった猫も今日の午後には、定位置に来てくれるものと思います。


一つの小さな命が救われたことは、大きな慰めです。


ただ子猫のことは残念でしたが・・・