夕べBSで「toilet」と言う映画を見た。山田洋二監督が選んだ日本の映画、とかいうのだ。


 私個人としては「かもめ食堂」より好きだ。舞台はアメリカだけど、登場人物の三兄弟がそれぞれ誰にも言えない悩みを持っていて、その苦しみから何とか脱却しようとしている姿がとても繊細に描かれていて、彼らがアメリカ人だということを忘れてしまう。 とても好感が持てた。


 なんかそれぞれの人物に感情移入してしまった。私自身がオタクだからかも・・・。

 オタクって悪い意味に取られがちだけど、個性的で、自分が欲しいものがはっきりしている、才能ある人達だと思う。


 排他的な集団主義社会が排除しようとして、追いつめた人々をこう呼んだのではないか。

でもこの映画の舞台であるアメリカでは、そんな人達を温かく迎える余地がある。純粋に、その人の姿かたちに関係なく、その人の才能、努力を認める人々がいる。それが素晴らしいなと思った。


 私は特に、パニック障害と闘いながらも、「スカート」を身に着ける事で発作を起こさず、素晴らしいピアノを演奏していた弟が好きだ。