幸せだったな

 
それは私が成人してから
数年ぶりに実家に帰省したところから始まった
 
弟は出来ちゃった婚のような形で結婚しており
子供が三人いた
 
中学生の女の子
小学校高学年の男の子
あとは男の子の幼稚園児
 
私がお風呂から上がって
母と二人で話している時
 
母が私にいってきた
 
弟の子供が私と仲良くなりたがっている
もっと円満な家庭だったら私に近づけたのにな
と子供達が言っていたと
 
私の家族の中に距離があることに子供達は気づいていたのだ
そして気を使っていたのだ
 
なんとも言えない気持ちになった
 
私は弟の子供たちに
安心できない家庭を作ってしまっていたのかと
 
そのあとは積極的に弟ともコミュニケーションをとり
子供達ともたくさん遊んだ
 
みんなで笑いあっている瞬間がとても幸せだった
 
弟が幸せそうな家庭を築いていることがとても嬉しかった
 
私は自分で子供を持ちたくないと考えていた
自分の子供を幸せにできる自信がなかったからだ
 
でもこうして弟たちの子供達の幸せそうな顔を見ていると
とても満たされた気持ちになった
 
この子たちを守ってあげたいと思った
 
 
ここで目が覚めてしまった
覚めなかったらよかったのに
私の未来がこうであったらいいな
 
夢なのでおかしいところ
わかりにくいところがあるかもしれません