天上の裏側を這うようにして

 少しずつ移動していく何かがあって

 壁の内側でひっそりと

 身を捩っている何かがあって

 部屋の外の階段を目立たぬように

 ずり落ちて行く 何かがあって

 そうした何かに 絶えず気を配って

 もうひとつの何かとして 時にふと思い立ち

 周りの気配を判読してみるが

 解からぬ 何かがあって

 そうした日々を怪しんでみたり

 怪しむに足りぬと思う 毎日だ

 斯くして 表現力の誠に乏しい

 古い記憶を 一片の紙の上に

 今 写し取っているのだ

 あるいは世界とやらに共鳴するかも知れぬ

 もうひとつの震えとして


                           <震撼>

沙耶の世界   -saya’s world-
アメリカと言う国の住人は非常に愛国心が強く
良く言えば熱烈 悪く言えば狂信的な国家だ
黒人は長い間 奴隷として差別を受けてきた
勿論 日本にも差別はあるが 差別の類が違う
単一民族の我国では 「人種差別」 というのは
あまりピンと来ないかもしれない
「黒人初の大統領」 この言葉が繰り返される
何れにせよ これ程まで熱くなれるのは
冷めたこの国の住人の目からしてみれば
何とも羨ましく感じるものである

「隣の糂汰味噌」
隣の糠味噌の方が香ばしく感じられるように
他のものは何でも良く見えるものだ

オバマ大統領就任演説








Shakira, Usher and Stevie Wonder Higher Ground
ずっと体調不良が続き
なかなか回復しない。。。
熱もあるので 早めに休みます。。。
おやすみなさい。。。


沙耶の世界   -saya’s world-
他所の大きな国ではお祭り騒ぎだ

それ程 興味はないが 

洋楽好きの自分にとって

これだけの豪華ミュージシャンが

集結した事は魅力的だ 

ついつい何度も見てしまう

現実逃避には持って来いかもしれない。。。



"A Change Is Gonna Come" Bettye LaVette & Jon Bon Jovi


Obama  Stevie Wonder at UCLA
 あなたは私を作られた なのに私は滅んでいく
  
 私を回復して下さい でないと終わりがやって来ます
  
 私は死に向かって走り 死もまた私を迎えようとする
  
 全ての喜びも 昨日の夢のように思われるのです

 もはや翳みかけた目を 動かすこともならない
  
 背後には絶望 目前には死が見え隠れ 恐怖を投げ売る
  
 私の弱体は 自らの罪によって消耗し
  
 地獄へ向かって 旅立つのです

 あなたは一人天上に居る そのあなたを見上げる時
  
 私はもう一度立ち上がれるのです
  
 しかし因縁の仇敵たる死に誘惑されて
  
 確りと持ち堪える事が出来ない
  
 私に永遠の時空を羽ばたける

 翼を与えて下さい 恐怖を追い払い
  
 鉄のように重くなった

 私の心をどうか引き上げて下さい


      
                            <神への瞑想>

沙耶の世界   -saya’s world-
 山々に飛ぶ鳥の姿もなく 道という道は

 雪に埋もれて 人の足跡さえも消えてしまった

 雪に閉ざされた中 一艘の小舟を浮かべ

 帽子を被り藁を着た老人が 寒い冬空の下で

 独り寂しく釣り糸を垂れている 如何なる趣旨もなく


          
                                <冬の釣り>

沙耶の世界   -saya’s world-
 苦しみにくれる人に頑張れとは言えない

 私が言われたらその言葉に拒否反応を示すからだ

 私はこれ以上頑張れない程

 頑張っているんだよ

 あなたは苦悩する心の境界の向こう側から

 心ない声援を上げているに過ぎない

 已めてくれ

 心の重荷が更に増すだけだから

 突き放すような惨い仕打ちは

 もうこれ以上 私を苦しめないで欲しい


沙耶の世界   -saya’s world-
 今私のいる場所は 光のない世界

 たまに誰かと出会って

 声をかけてみるけれど

 聞こえてないようだ

 私がいる場所は 悲壮感が漂う

 声をかけたら 応えてくれる人もいる
 
 空笑いしながらね

 私の世界は 傷まし過ぎて

 誰の目にもとまらない


沙耶の世界   -saya’s world-
 この曲りくねった道は

 ずっと登り坂なのでしょうか
 
 そうだ ずっと終わりまで

 この旅は 一日中かかるのでしょうか
 
 友よ 朝から夜まで続く

 でも 夜には休息をとれるでしょうか
 
 暗くなるまでには宿に着ける

 暗闇が宿屋を隠してしまわないでしょうか
 
 その宿は必ず見つかる

 夜には他の旅人とも会えるでしょうか
 
 先に旅立った人達に会える

 宿に着いたらノックするのですか
 
 それとも叫ぶのですか
 
 外で待たされることはない

 すぐに入れてもらえる

 私は旅の疲れを癒すことができるでしょうか
 
 おまえの労苦は必ず報われる

 そこには私たち全てが求めている

 寝床があるのでしょうか
 
 心配は無用だ ここに来る皆のために確保してある

 
                           <登り坂>

沙耶の世界   -saya’s world-
 私達は不幸を殊更に掻き立てるために

 自らの眠りを覚まそうとした

 風は私達の行いを知っているだろう

 風は私達の意識の継続を助けようとし

 私達の空洞の中を満たした

 私達は風景の中に在る自らを見知られないために
 
 風を寂かに眠らせようとした

 街々の建物の影に落ちて行った

 その時 私達の眠りは同じ方法で

 空洞へ落ちた

 数限りなく循環した後 風は路上に塵埃を積み重ねた

 私達はその上に眠った 
 
 悔恨という痕跡を記憶に残したまま

 風は何処かに吹き去っていった



                              <風は何処に>

沙耶の世界   -saya’s world-