よぼよぼになった小さな老婆が無性に喜んで


 可愛らしい子どもを見ている


 誰もがその子に祝福し 世界中がその子に好かれようとする


 そんな子どもだ


 老婆はその子に近づいて 微笑みかけて愛想よく振舞おうとした


 しかし子どもは怖がって


 朽ち果てた彼女の優しい仕草を嫌がり足掻いて


 劈くような声で家中を満たした


 その後 老婆は永遠の孤独の中に引籠り


 部屋の隅で泣きながらこう言った


 「何てことだ 私は この不幸な老いた者は


  無垢な子どもに好かれる年齢さえ過ぎてしまった 

 

  私は怖がらせてしまうんだ


  愛しくてたまらない子どもでさえも」


                              

                                      <老婆の絶望>