Germanwings航空の墜落事故。
パイロットはうつ病を患っていたと言う。

関係者や報道では『意図的』という言葉を繰り返し使っていますが違和感を感じる。

パイロットの状態が非常に悪い状態であったなら、そもそも『意図』がわからないから。

パイロットは精神疾患を患った時点で、二度と操縦桿を握ることはできなくなってしまう。(日本では)
うつの診断書を提出すると言うことは、パイロットという職業を退くということ。

だから破り捨てた。
だから内緒にしていた。
だから何事もなかったように操縦桿を握った。

そこには正常な『意図』はない。

今回の事故を起こすほどの状態なら、彼を知っている人ならおそらく彼の異変に気づいていたはず。
だからこそ受診させ、診断書をもらい、それを破っていたのだと思う。
そのタイミングで、彼を勤務から外すべきだった。

ただ、最近のパイロット事情。
ひとりでも多くのパイロットを確保したいはず。
しかもLCCともなると更に事情は深刻だと思う。

確かにパイロットは許されないことをした。
ただその罪を彼だけに押しつけるようなことはしてはいけないと思う。

犠牲になった149名の方々のご冥福をお祈りいたします。
これまでのワタシは会社では

典型的な良い子

でした。

どんな無茶ぶりなオファーに対しても

これはお仕事ですから
いただけるだけでも嬉しいです
一生懸命やります

とただがむしゃらに働いていました。
文句も言わず、ただ淡々と。
イラっとしても、怒鳴りたくなっても、泣きたくなっても、自分の中にキレイにしまい混んでいました。

たまに行く、仲の良い先輩とのランチやオフでの趣味活動でたわいもない話をして発散していました。(できたと思っていた)

果てしない量の怒りや悲しみの在庫は、ワタシのキャパシティーをとうに超えていたました。

それでも感情的になって怒ったり、泣いたりするのは格好悪いという先入観がありました。
どんなに後輩が子供っぽい討論をして時間を無駄に消費していても、頷きながら聞き手に徹する。
仕事を大学の研究室の延長のように考えている幼稚な新人に対しイラっとしても、今はこう言うスタンスなんだと、グッと飲み込み、少しでも早く慣れてもらえるよう働きかける。
深夜に近い残業時間になって遊び始める周りの若手に対しも注意することせず、イヤホンで音楽を聞くことで自分の中で昇華する。

どれひとつとっても、やさしさでは無く、やなヤツになりたくないと言う自己愛でしかない。
そんなやさしさは要らないんだ。

その割に、帝大大学院卒のエリート新人達に対するコンプレックスは日に日に強くなり、自分はどうやったって敵わない、ダメな社員だという自己否定も強くなる一方。

本当の自分はどこに行ったんだろう。
そもそも本当の自分って何だろう。

背伸びして自分を大きく見せる事に意味はないのだから、やめよう。
いいじゃん、カッコ悪くても、これが今の自分。
自分を否定し続けて、自分を見失ってしまって、自分が制御不能になっちゃったけど、今を見て、今を感じて生きればいい。

今を生きる。

第8章 うつにまとわるエトセトラ

うつで苦しんでいる人に読んでもらいたい。
この章だけでも十分。

有名人から一般の方の、うつ病の克復記を幾つか読みましたが
自分も含め、ツラい、何が心の風邪だ、薬なんて飲みたくない、薬で自分がダメになる、等々の内容がメインで、じゃあどうすればいいの?ということが曖昧。

私、わたし、ワタシ…

うつ病克服記のほとんどは主語が一人称なんですよね。
まあ自分の場合を書くわけだから当然なんだけど。

この本には、いかにして克服したかではなく、うつを引き起こすココロの仕組み、からがんじがらめになって固くなった思考状態をいかにほぐしてあげるかが説かれています。

決して宗教的ではなく、著者が感じた主観論ですが、とても的を得ています。
読み返すたびに涙が出てきます。
まるで自分を第三者の目で見ているかのよう。




もっと あの世に聞いた、この世の仕組み/サンマーク出版
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