うつの症状の回復カーブをサイン波でよく表現しているけど、
実際はサイン波でなく、ノコギリ波だと実感した。

サイン波は中学だか高校でやったからおなじみ?だと思う。


サイン波

山谷が対称なの。
良い時と悪い時のペースが常に同じ。

それに対してノコギリ波は


ノコギリ波

落ちるときは一気にドスンと落ちて、その後ゆっくりもとのレベルまで上がる。
まさにうつの波そのものだなと思う。

サイン波にはひとつの周波数成分しか含まれていないのに対し、
ノコギリ波には無数(すべての)の倍音成分が含まれているから複雑だ。
人間の感情の無数の感情が含まれているわけで、これらを数値化するならコッチのほうがぴたっとくる。

先日の担当医と話をしている時の先生のジェスチャーでふと思った。

だけ。

うつの兆候の末期状態なのかな、
何の感情も無いのにただ涙だけがドバドバ溢れてくる。
ここでのポイントが感情がないということ。
ピンと来ないと思うけど、悲しくないの。
頭は真っ白。
完全に思考が停止してしまっている感じ。

立っていたなら、立ったままただ涙を流す。
もう止まらないんじゃないかと思うほど涙が出てくる。
声も出ない。
体も動かないから、涙をぬぐいもしない。
声をかけられても反応できない。
ダンナ様はその姿を見てやばいと思ったらしい。
普通じゃないと。

それでもしばらくすると、思考のボタンが何かのタイミングで押されてハッと我に戻る。
ぐしゃぐしゃになった自分の顔をタオルで拭いた。

そのあとはなんとなく普通に戻ったように見えたので油断ししまったとも言っていた。

倒れる数日前の出来事だった。

今日は受診の日だった。
雨の中の受診は少しだけ気が重い。

通院している大学病院は自宅からそんなに離れていないのだけど、
電車で行こうとすると途端に大変になる。

電車はやっぱり苦手なままだ。
無意識に乗れていた乗り物に乗るのに緊張する。
特に通勤時間帯は、自分は一体何をやっているのだろうと思うことがまだ少しある。
自分よりもっと辛い思いをしながら仕事をしている人はいるはずなのに・・・。
その考え方が良くないと分かっていても、この時期たくさんいるフレッシャーズを見かけると心が苦しくなる。

診察はいつもどおり、ゆったりとしたペースの会話で終わった。
大学病院という場所であり、民間病院のようなソファーがあって、アロマの香りに包まれた間接照明の診察室とは程遠い診察質ではあるけれど、私には十分。

4週間の受診スパンのあいだにあったことを淡々と話をする。
息子が春休みに入ったこと。
先々週から先週末あたりまで調子が悪かったこと。
ここ数日は体調がよく、睡眠薬なしでも眠れたこと。

精神科の治療を受けて3ヶ月、初めて診察時に自然と笑顔が出た。
息子と散歩した話をしていたら、息子のおバカな行動を思い出し思わず笑ってしまった。

「少しずつ、心が軽くなってきているようで良かったですね」

まだ調子が上下することはあると思うけど、良くなってきている証拠ですよと言われた。
ただまだ減薬するまでの回復では無いからまだ抗うつ薬と抗不安剤の併用でと。
もう「しばらく」おうちでゆっくり休まれてください。

まだ減らないのか。
っていうか、つい先週ドスンと落ちたばかりだわ。
しばらくか・・・。
精神科の先生のしばらくは長いな・・・。

念を押されたのが、旅行はやめてください。
なんで?
あっ、次の受診までにGWがあるんだ。
だから強く念を押されたのね。

病院から帰ってくると、どっと疲れます。