昭和プロレス懐古技10
パワースラム御三家(アニマルウォリアー、テッドデビアス、バスソイヤー)

今回はこのパワースラムにスポットを当ててみます。この技80年代にアメリカ(北米とか)で生まれ大流行したとされています。
私の幼い時の記憶では80年代のテレ東の世界のプロレスの中で確かビル・ワットのオリジナル技と紹介されていたように思います。

まあ相手をロープに振って返ってきたところをカウンターの超高速ボディスラムフォールっていう単純明快な技なんですけどね。でもこの単純な技でもフィニッシュに持っていくまでの試合運び、一発で決めても観客を満足させる説得力、そして技の切れ味と使い手の度量が試されるレベルの高さが要求されますね。

では私の推すパワースラム御三家の紹介を。
まずはロードウォリアーズの片割れ、アニマル。ホークとのタッグでは合体ラリアットがフィニッシュになるのがほとんどでしたがアニマルがピンで試合を決める際に多用していてロープに振られた相手の返ってくるスピード、持ち上げてから叩きつけるスピンの速さ、抱えている状態の密着度、スラムの力強さなど最高峰のパワースラムでマッチョなアニマルにピッタリでした。

続いてデビアス。ハンセンと組んでいた全日本時代に多用。デビアスはブロディのキングコングニーやゴーディのパワーボムのような派手な大技は少ないのですがコブラクラッチバスターやフィストドロップの比較的地味目の技としてこのパワースラムをフィニッシュにしていました。ハンセンとのタッグでのパワースラムの勝率はかなり高かったと思います。WWFに移ってミリオンダラーマンに変身してからはミリオンダラーバスター(コブラクラッチバスター)をフィニッシュにしたのでパワースラムは見なくなってしまいました。

最後はバスソイヤーのパワースラム。厳密に言うとカウンター式ジャンピングキャッチパワースラムです。アニマルやデビアスのと大きく違うのはソイヤーのはロープワークの動きの中でリープフロッグを狙おうとジャンプした相手を空中で捕えてパワースラムで叩きつけるという高度なモノでした。これがまた鮮やかでカッコ良かったです。ソイヤーは若死してしまいましたが、このジャンピングキャッチ式は健介がしばらく使ってましたね。

90年代は上記の健介やウィリアムスなどのパワーファイターが多用。あと筆頭角はノートンですが彼のパワースラムは力に任せ過ぎて自身と相手の体が離れてしまいアニマルやデビアスに比べ美しさでは劣っていました。パワーはスゴいけど。

とまあ色々と語ったパワースラムですが近代プロレスみたいに頭から落とさなくても試合も決まって観客も満足してたんだから良い時代でしたねー。