今日の日刊ゲンダイに興味深い記事があったので、
それから書き写しました。

日刊ゲンダイ 2012/5/1発行分より転載。
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「元検察審査員X氏証言」の怪しさ

「ウソの報告書なしでも起訴した。」

 民主党の小沢一郎元代表に無罪判決が下った26日夜、
TBS の「 NEWS 23X」が“スクープ”を流した。

小沢を強制起訴した第5検察審査会の審査員だったという
「X氏」なる人物に取材。起訴議決や無罪判決を語らせたのだ。

 本名はもちろん、シルエットもナシ。声もプロのナレーターが勤めている。情報源の秘匿は徹底されていて、実在するのかさえ怪しくなるが、「厚さ15センチほどの要点をまとめた資料が配られた」「座っている順番に一人一人意見を言った」と具体的な状況を話しているから、架空の人物ではないのだろう。

 ただ、腑に落ちないのは、ひたすら強弁している事。捜査報告書のウソが明らかになり、強制起訴の正当性すら疑われているのに、自らは間違っていないと主張し続けた。「ショックだったし、信じられなかった」と検察捜査を批判しながら、「嘘の報告書がなかったとしても、結論は同じだったのでは…」と指摘。「判決が出た今でも、当時の起訴議決は正しかったと思う」と強調している。

 それでも番組では、起訴の根拠は語られなかった。「報告書がウソでも起訴した」というのなら、ハナから結論ありきだった疑いが浮上する。「守秘義務があって詳しく話せない」と言い訳するのかもしれないが、まともな話し合いがなされていたのか疑問だ。

 この程度の証言をスクープとして放送する TBS もどうかしている。

 臨床心理士の八幡洋氏が言う。

「判決は無罪だったのです。起訴議決は裁判で否定された格好になる。審査員として関わったのなら、例えば“もう少し時間をかけたかった”などと自己吟味する言葉があっても不思議ではありません。根拠ゼロで正当化には違和感があるし、単なる開き直りに聞こえてしまう。釈然としない放送ですが、流れたのは夜の11時過ぎ。『ウソがなくても起訴した』『自分たちは間違っていない』という言葉だけが疲れたアタマに残れば、『無罪判決はおかしい』という印象を持ってしまう恐れもあります」

  TBS は、裏献金授受の場面に居合わせたという人物の証言をスクープとして報じた。ところが、カネを渡したはずの水谷建設・川村元社長の法廷証言とは食い違っている。

 相手が小沢だと冷静さを失うのか。

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「検察審査会」…、疑惑?だらけです。
一番言われているのは、1回目・2回目とも人員は入れ代わっているのに、
どちらも平均年齢は「34・55歳」…。
コンマ以下2桁まで一緒だなんて、確率的にもの凄く低い値だと
言われてます。

「本当に審査会のメンバーは実在するのか」
「非実在審査員ではないのか」との声も上がっていました。

どちらにせよ厚さ15センチもの膨大な資料を、一般人がどれだけ
読めると思います?
しかもたった10回くらいの会議?で…。
その上半分ずつ人員交代していますから、後半の5~6人は
せいぜい5回しか参加していないはず…。

それを「市民感覚で…」と言われても、誘導されるがまま
であると思われます。

本当に日本の「司法」は変な方向に向かっているんじゃないかと
とても心配になります…。