実写版まことちゃんとなった俺は、道ゆく人の好奇な視線に耐えながら、安田さんを待っていた![]()
集合予定の5分前に安田さんがやってきた。
ゆるふわな感じのワンピースで髪をバレッタで束ねていてすごく大人びた印象でかわいかった![]()
しかし、安田さんは俺の髪型が「パク・セロイ」もとい「まことちゃんん」になっていることに一言も触れてこない。せめていじってほしかった。。。
りょうに10のダメージ。
でもまだ挽回できる。そう、なぜなら今日のお店はカウンター席を予約してあるのだ。
「デートで食事行く時はできる限りカウンター席を選ぶこと。」
これはデート前に森山さんが俺にくれた必勝法だった。
〜カウンター席のメリット〜
・向かい合うより横並びの方が緊張感も少なく話しやすい
・横に並ぶことで体の密着度が上がる
・心理学的に男性が左、女性が右に座ることで本音で話しやすくる
店に着き、チャラ目の兄ちゃん店員に予約してある旨を伝え、席に案内される。
え?
なんか普通の対面式の席に案内されたんですけど、、、![]()
俺、予約の時に「カウンター席で」って言いましたやん!!!
ここで店員さんに「カウンター席でお願いしたんですけど」みたいなことを言うと、安田さんに下心を疑われ不信感を抱かせてしまうんじゃないか?
そう思った入れは泣く泣くそのまま席に着くことに。。
りょうに20のダメージ。
気を取り直していざしゃべろうとしたんだけど、なぜか緊張して言葉が出てこない。
お店に客が俺と安田さんしかおらず、お店が静かすぎるのだ。
安田さんもなんとなく緊張している感じがする![]()
焦れば焦るほど会話が浮かんでこない。
会話がなかなか続かず、沈黙が流れる時間が増えていく。
なんかさ、あんまり仲良くない人との沈黙の時間てすごい苦手なんだよね![]()
で、沈黙になるのが怖くてなんか話さなきゃって焦って変なこと言っちゃったりしない??
「安田さん、恐竜の色が実は想像の色で本当の色はまだわからないって知ってました?」
話の流れや雰囲気をすべて無視した全く意味不明な言葉が俺の口から飛び出した。
「え?そ、そうなんですね。知らなかった。へ〜」
そして蚊の飛ぶ音が聞こえるほどの静寂な時間が訪れた。
りょうに70のダメージ。
りょうは目の前が真っ暗になった。
つづく
