そんなラララを探して♪
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

「みちのくの仏像」展

特別展「みちのくの仏像」
2015年1月14日~4月5日  東京国立博物館

へ行ってきました。




2月もなかば、寒さもピークを迎える季節ですが、この日はとても暖かく、上野駅公園口からトーハクまでの道のりもちょうど良いお散歩コースです。




仏像といえば京都・奈良などの関西方面に代表的なものが多いと思われがちで、東北地方にも素晴らしいものが多く残されているのは案外知られていないようです。

東北の仏像は京都や奈良のように一箇所に集中しておらず、拝観して巡るのにも時間がかかるのでなかなかお会いできません。

それが今回は上野に集まって下さるとのこと、とてもありがたく、楽しみにしていました。



今回の目玉、東北の三大薬師である黒石寺、勝常寺、双林寺の薬師如来坐像。


       黒石寺 薬師如来坐像(パンフレットより)



       勝常寺 薬師如来坐像(パンフレットより)



       双林寺 薬師如来坐像(パンフレットより)

展示室の奥、正面には勝常寺の薬師如来坐像。
右を見れば双林寺の、そして左には黒石寺の薬師如来様・・・と本当に贅沢な空間です。

昨年の東北ドライブ旅の最終日、普段はいつでも拝観できる勝常寺の収蔵庫がお盆のために休館。
楽しみにしていた国宝の薬師如来様との対面は果たせませんでした。
こんなに早くお会いすることができるとは♪

みちのくの薬師如来坐像はそれぞれ特徴があり、個性あふれるお姿です。



       秋田・小沼神社蔵 聖観音菩薩立像(パンフレットより)


聖観音様の頭上には化仏と呼ばれる阿弥陀如来の小像を置くのが常ですが、この観音様の頭上にはまるで雪んこのようなお顔が彫られています。
なんてかわいらしい♪
みちのくならではの素朴な親しみやすい観音様ですね。


そのほか円空仏3体や鉈彫りの観音様、鎌倉時代の写実性溢れる十二神将などが展示されています。

京都・奈良の洗練された高貴で近付きがたい仏像とは違い、東北地方の仏像は人間味溢れる親しみやすい穏やかなものが多く、とても癒される展覧会でした。

展覧会始まってすぐに行った知人によると空いていたそうですが、いくつかのテレビ番組で特集した後だったためかかなりの混雑。
仏像の人気が高まるのはとても嬉しいけれど、ゆっくりじっくり拝観できなかったのが心残りです。


ザイオン国立公園(アメリカ)


新年が明けてすぐに羽田を発ち、一路アメリカへ。
ロサンゼルス空港からレンタカーでオレンジカウンティのホテルに向かい、そこで再び新年を迎えました。
翌日は久々のラスベガスへ。

夜のライトアップは相変わらずでしたが、以前のような派手なネオンサインは姿を消し、LEDライトが使われていて、洗練された美しい夜景でした。





2日目にはラスベガスから3時間弱のところにある、ザイオン国立公園へドライブ。
日本ではあまり知られていない国立公園ですが、特にヨーロッパからの観光客が多く、その人気はグランドキャニオンに勝るとも劣らないとのこと。





ラスベガスよりも標高が高いので岸壁の上には雪が積もり、道路もところどころ凍っています。
園内のトレイルを歩いてみたかったけれど、雪道になってしまっているので普通の服装の私たちには無理でした。
海外で転んで骨折などしてしまったら大変。

園内をドライブし、いくつかのビューポイントで景色を楽しみました。

巨大な絶壁に驚嘆し、空の青さと雪の白さのコントラストの美しさに圧倒されました。



写真を撮っているときは気づかなかったけれど、絶壁の上のほうに黒い飛行物体が・・・。
UFOではないと思うので・・・コンドルかも!!!













カジノやショー、ショッピングなど娯楽の街のイメージが強いラスベガスですが、周囲にはいくつもの国立公園があり、その拠点の街でもあります。

日本では見られないような珍しい地形や壮大な景色の広がる国立公園はネイティブアメリカンの聖地が多く、まさにパワースポット。
底知れぬ大地のパワーを感じることができます♪


「祈りの道へー四国遍路と土佐のほとけー」展

「祈りの道へー四国遍路と土佐のほとけー」展

     2014年11月22日~2015年1月18日
     多摩美術大学美術館




開創1200年を迎えた四国遍路。
特に空海ゆかりの地である土佐(高知県)の「遍路」と「祈りの道」をテーマに遍路資料や仏像、仏画を展示した企画展です。



美術館前広場のイチョウの黄葉が見事でした。










        笹野地区 大日如来坐像(パンフレットより)

像高50センチ弱と小ぶりの像ですが、引き締まった体躯にきりりと凛々しいお顔立ちが印象に残る大日様。
運慶の長子湛慶周辺の仏師の作であろうと考えられているそうです。





        椎名観音堂 十一面観音立像(パンフレットより)

像高1メートルあまり、平安時代後半の作。
観音像とともに光背も当時のものが残されています。
細身の腰を少し左に曲げ、ふっくらと穏やかなお顔をされた観音様。





        定福寺 六地蔵(パンフレットより)

木造の地蔵菩薩立像が6体。
像高約1メートル、ヒノキの一木造り。
木造の六地蔵は全国でも珍しく、しかもそれぞれ異なる表情をされています。
穏やかな微笑みのお顔や口を開けて笑っているお顔から「笑い地蔵」と称されています。
見ているこちらまで笑みがこぼれそうになり、とても癒されました。



その他、体の一部が欠けてしまった阿弥陀如来坐像や朽ちて木片のようになってしまった古仏群など、貴重な仏像も。
展示された仏像のほとんどが高知県外初公開だそうです。

発掘された考古資料や江戸時代の巡礼者の納経帳なども興味深く見せて頂きました。


1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>